何だかとってもやる気がでない。さらに身体もだるい。・・・何かの病気かな。そう思った人、もしかしたら「橋本病」かもしれません。今回は女性に多い橋本病についてのお話をさせていただきます。


●橋本病とは

橋本病は別名「慢性甲状腺炎」とも呼ばれている病気です。どちらの名称もメジャーになりつつありますので、一度は耳にしたことがあるという人もいるのではないでしょうか。名前だけで聞くと怖い病気なのかな?と思うかもしれませんが、きちんと理解し注意をすることで、怖い病気ではなくなります。橋本病は女性には非常に多く認められる病気となりますので、多くの女性が悩んでいると思ってくださいね。人間の体は、体に害となるものを覚えてやっつけてくれるチカラがありますよね。例えば、はしかや水疱瘡など、一度かかった病気に次はかからなかったり、かかっても軽く済んだりします。これは、一度体に入った敵を体がしっかり覚え、これをやっつけるように働くからなのです。しかし、身体が自分の甲状腺を「敵」だと勘違いしてしまって、それをやっつけてしまうことがあるのです。甲状腺がやっつけられても、痛みがなく甲状腺の機能がどんどん低下していっていることに気づくことができません。橋本病の約半分の人は一生の間のどこかで薬が必要になると考えられます。バセドウ病が有名ですが、この病気は橋本病は親戚のような病気となり、橋本病の人が途中でバセドウ病になったりすることがあるのも特徴の一つとなるでしょう。


●症状について

橋本病自体の症状は甲状腺を触ると腫れている・・・と感じるだけで、その他にはほとんど症状がありません。ホルモンが不足すると新陳代謝が低下します。すると、「食べないのに太る」「寒がりになる」「便秘」「手足の皮膚がかさかさ乾いた感じなのにむくみっぽい」などの症状も出てくるでしょう。しかし、これもまた最初だけで、身体が慣れてしまうとこれらの症状にも気づかなくなります。また、甲状腺が壊れて一時的にホルモン漏れ出て過剰となることもあり、この場合は「イライラする」「動悸がする」「下痢」「痩せる」等の症状がでてくることになります。


●対処法・処置法

治療としては、ホルモンバランスの乱れがない場合は治療の必要はありません。ホルモンが不足したときだけ、飲み薬が処方されるでしょう。甲状腺の働きがもどれば服用はする必要はありませんが、一生服用しなければならない人もたくさんいます。生活上の注意としては、一度ホルモン数値が悪くなったことがあれば、正常に戻っても、一年に一度はホルモンの検査を受けましょう。出産後などは特にホルモンが乱れやすいので、妊娠したことが分かったら一度専門医に相談するようにしてくださいね。医師によってちゃんと管理してもらえば、妊娠も出産も問題なくできます。生活上であえて注意しなければいけないことはないと言えばないのですが、強いてあげればヨードを含む海草類(特に昆布)をとりすぎないようにすることですね。もちろん制限しすぎる必要はありません。ヨードは甲状腺ホルモンの合成を低下させる働きがあるため、摂り過ぎには注意が必要となるのです。


橋本病と診断されたときはびっくりしちゃうかもしれませんが、大丈夫ですからね。きちんと医師の指示に従うことで、普段と変わらない生活を送ることができます。




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