立春が過ぎ暦の上では春になりました。気温が徐々に上昇し、一日の一生時間も長くなってきました。中国の伝統医学『中医学』では、春から夏は『陽』の季節と言われています。自然界の『陽』の気が増えるとともに、私たちの身体の『陽』の気も増え、新陳代謝が高まります。よく冬は蓄える季節と言いますが、冬の間に蓄えた老廃物を排出するには春は最適と言われています。

この時に働くと言われているのが『肝』です。『肝』はデトックス器官であり、体内の『血』を貯蔵する器官。『血』がしっかり貯蔵されていないと『肝』は機能しません。春になり、肝機能がフル回転し、働き過ぎて機能が低下すると様々な不調があらわれます。特に『肝』と関係が深い『目』・『爪』・『筋』にトラブルが出やすいと言われています。例えば、目の充血、視力の低下、目の周りのピクピク、二枚爪、爪がかけやすい、足がつりやすいなどです。

これらに心当たりがある方は血を補う食材を取り入れて『肝』が正常に働けるようにしましょう。『血』を補う食材として、黒いもの・赤いものが良いとされています。黒いものと言えば、黒豆・黒ゴマ・黒米など。中でも黒豆は血を補うとともに血管を広げて血行を良くしてくれる食材です。また、むくみが気になる方にもおすすめ。水分代謝を良くし、水はけのよい身体にしてくれます。

和菓子に用いられることも多い黒豆ですが、同時に糖分も気になります。どうやって取り入れたらいいのかわからない方。シンプルに美味しくいただけますのでご参考になさってください。フライパンなどでから煎りしたものをそのままおやつ代わりに頂くのもいいですし、お米と一緒に炊いて黒豆ご飯にしたり、黒豆茶にしても美味しく、お手軽に頂けます。

赤いものと言えば、レーズンなどのドライフルーツ、トマト、人参、なつめ、クコの実など。中でもおススメはクコの実です。クコの実と言えば杏仁豆腐の上に乗っている、レーズンを一回り小さく、赤くしたドライフルーツです。よく、残している方もいらっしゃいますが、是非残さず召し上がってください。『血』と『気』を補う食材として、特に血液が不足しがちな方、元気がない方にお勧めの食材です。また、『食べる目薬』といわれるほど、目のトラブルにおすすめの食材。目を酷使されるお仕事の方や、スマホ、パソコン作業の多い方、疲れ目や目の充血、老眼にも良いとされます。作用は穏やかなのでぜひ毎日召し上がってください。また、飲む目薬と言われるのが菊花茶です。乾燥した菊の花のお茶になります。菊花茶にクコの実を少し加えて煎じたお茶は美味しく、まさに飲む目薬です。お試しください。

そして、春は自律神経が乱れやすいと言われている季節。春は何かと動きの多い季節です。入学式、入社式、新学期、新年度、異動など。人間関係や環境の変化は多少のストレスを生じます。また、生活に変化がないという方にとっても、ストレスは気がつかないところで関係しています。季節の変化、気温の変化によってもストレスを体感しているのです。

自律神経とは日中の活動時に優位に働く「交感神経」と、休息時に優位に働く「副交感神経」。私たちの意志とは関係なく働いているものです。ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが崩れると不調が生じます。例えば不眠、イライラ、鬱、めまい、頭痛、疲れが取れないなど。

自律神経と『肝』の働きも関係すると言われています。規則正しい生活、充分な睡眠、そして『肝』の働きを正常にしてくれる食材を摂るようにしましょう。

イライラした時には香りのよい食材を。セロリ、セリ、紫蘇、ハーブティーにはイライラやストレスで滞ってしまった『気』(エネルギー)を巡らせてくれる働きがあります。また、『気』が上にあがって、落ち着かないという方に。アサリやしじみ、ハマグリなどの貝類は気を落ち着かせてくれる作用があると言われています。ハマグリのお吸い物が美味しい季節。是非取り入れてみてくださいね。


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