手足口病は、子供が罹りやすい夏の感染症として有名ですが、大人はほとんど罹ることがありません。しかし、罹ってしまった時には、子供よりも重い症状になるのです。特にまだ小さいお子さんがいる女性の皆さんは、自分が感染しないように夏が本格化する前に、今ここで知っておきましょう。


■手足口病の原因は

手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹ができるウイルス感染症です。主に夏に子どもを中心に流行します。子どもの場合は熱が出ることもありますが、多くは38度以下の微熱にとどまることがほとんどです。例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めている感染症です。病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルス、エンテロウイルスが原因で発症します。しかし、成人が手足口病に罹患するケースは少ないながらも存在しており、一概に「子供の病気」とばかりも言えません。しかも、大人が感染した場合には子供よりも症状が重くなる傾向にあるのです。


■大人の手足口病

大人が罹患すると、3割ほどの方が子供とは違って40度近い高熱になります。さらに指先へ発疹やかゆみが生じることで、1~2ヶ月後に爪が剥がれてしまうこともあるのです。子供の時と同様の手・足・口の水疱をはじめ、頭痛や筋肉痛、悪寒といった症状も起こります。大人の手足口病は、子供とは比較にならないほど重症化する例があるのです。


■感染経路

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。子供の場合は特に、この病気に罹りやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。その理由は、子ども達同士の生活距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であることや、衛生観念がまだ発達していないことから、施設の中で手足口病の患者が発生した場合には、集団感染が起こりやすくなるのです。また、乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない割合が高いため、感染した子どもの多くが発病します。

また、大人の手足口病の場合には、感染している子供のオムツ交換をした後、手指の洗浄が不充分なまま食品を扱ってしまうことによる糞口感染が主な感染経路となります。この糞口感染によって子供の手足口病が母親に移る例が多いため、オムツ交換の後は必ず手指を徹底洗浄する習慣をつけるようにしましょう。


■治療は対処療法のみ

手足口病には治療薬や予防薬が存在しません。基本的には症状を抑える対症療法を行い、自然治癒を待つことになります。大人の場合は発症して7~10日で症状が落ち着き、治癒することが多いでしょう。子供は3~7日で症状が落ち着きます。


いかがでしたか?夏は細菌やウイルスの感染症が増える時期でもあります。しっかりした衛生管理を行うようにしていただき、楽しい夏を過ごすようにしてくださいね。



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