私たちは毎日の生活の中で、色をどう捉えているでしょうか。皆それぞれに、好きな色や嫌いな色がありますよね。朝、その日に着る洋服を選ぶ時にも、「今日は気分がいいからこの色にしよう」「今日はあの場所に行くから、この色はやめておこう」など、その日の気分や環境に合わせて色を選びませんか?


まず、あなたの好きな色を思い浮かべましょう。何色ですか?赤?オレンジ?黄色?緑?青?紫?白?ピンク?黒?その色は、あなたにどんな力を与えてくれますか?紙に書きだしてみてください。そう、すでにあなたは色のもたらす効果を感じて知っているのです。ただそれを、色彩心理学を学んだ私がもう少し詳しく、皆様に説明致しましょう。


≪赤≫
情熱の色。1番強いエネルギーをもたらす色です。赤色がイメージするものは、「火、血、肉、愛、活力、情熱、興奮」といった強いエネルギー。自己主張の強い、積極的な色です。

赤は、遠い昔から血や肉、「生命に直結する」色でした。そのため人は本能的に赤に反応するようなったと考えられます。また、食欲や性欲といった動物的な生きる力(生命力)を高める色でもあります。赤は暖色の代表的な色で、あたたかみを感じる色です。赤に囲まれた部屋では体感温度が2~3℃上がるという実験結果も報告されています。これは赤の光が「交感神経」を刺激し、脈拍と体温が上がり血流がよくなるためと考えられています。


≪青≫
鎮静と抑制の色。青色がイメージするもの「空、海、水、冷静さ、孤独」赤と正反対の効果を生み出す青色は心身の興奮を鎮め、感情を抑える色です。青の効果を取り入れれば、心身が落ち着き、感情にとらわれず冷静に物事を判断できるようになります。

これは青の光が「副交感神経」を刺激し、脈拍や体温が下がり、呼吸もゆっくりと深くなるためと考えられます。青は心身を落ち着かせ、長時間の集中力を助けるので、単純作業や頭脳労働の場所で使うと効果的です。集中力を乱さず、冷静な判断力で、飽きずに的確な仕事をすすめることができるようになるでしょう。色彩は、視覚のみならず、体感できるものです。真っ赤な部屋に入った時と、真っ青な部屋に入った時では、体がその違いを感じ取ります。目の見えない人も、真っ青な部屋に入ると、寒々しさを感じるといいます。そして、私たちは常日頃から無意識にそうしたことを体験しているのです。何か思い当たることがありましたか?

色の説明をもう少し続けていきましょう。


≪黄≫
希望の光。黄色がイメージするもの「太陽、光、ヒマワリ、楽しさ、子供らしさ」黄色は明るい太陽のように人々に希望と喜びを与え、楽しい感情を生み出す色です。黄色は左脳を刺激し知性を高める色です。

理解力、記憶力、判断力が高まり、心の不安を解消します。人前で話すのが苦手な人でも、黄色を使うと頭の回転が速くなり会話をスムーズに運ぶことができるようになります。
黄色もとても目立ち、注意をひく色でもあるのでトラやハチの縞模に真似て、人工物なら踏切や工事・立ち入り禁止の看板のように黄色+黒は危険を表す時に使われたりもします。


≪緑≫
心の安らぎの色。緑色がイメージするもの「山、木、自然、安定、信頼」緑は暖色でも寒色でもない「中間色」でもっとも刺激の少ない色です。

物理的にも人が見える色(可視光)の真ん中あたりに位置し、心身のバランスを整えリラックスさせる効果があります。
緑は自然や平和をイメージさせ、自然がもつ癒しの効果をもたらします。またスクスク伸びる草木のように、健康と成長をイメージさせる色です。緑は刺激の少ない色で、積極的で活発な人には好まれない傾向があります。「保守的・受動的・マイペース」といった補色の赤とは正反対のイメージももつ色です。


≪紫≫
神秘とバランスの色。紫がイメージするもの「宇宙、夜空、神秘性、高価、希少性」紫色は「情熱の赤」と「冷静の青」という正反対な2色が混ざった色です。赤と青のように、ぶつかり合う2つの心が葛藤状態にあるとき、両方の性質を持つ紫色が心のバランスを整えてくれます。

紫はよく欲求不満の色とか病的な色と言われます。しかし本当は心身のバランスを整える癒しの色です。心身が疲れてしまったときに紫の癒しを欲しているのです。
紫は昔からスピリチュアリティを象徴し、高貴な色として扱われてきました。遠い昔から、宗教色として、古い文化にも沢山取り入れられています。自己内省を促したり、自分の潜在能力に気づかせてくれる光でもあります。


さて、どうでしょう。代表的で効果の分かりやすい色を5色、ここで例にしてみました。何か共感したり、驚いたりしたことがありましたか?世の中にあるもの全てには色がついていて、物作りに携わる人がその色を決めています。学のある作り手は、色の心理学をもとに色彩の作用を使って配色を選び、色で人々を誘導する者もいます。闘牛士が牛に赤い布をはためかせるように、それに突進する興奮した牛のように。知識のないひともまた、無意識にその色に誘導され影響を受けるのです。

色はいつも、私たちの周りで沢山の仕事をしてくれています。それをいつもより少し深く感じ理解し、色の効果を生活に上手く取り入れることで、さらにあなたの毎日が素敵に輝きだします。華やかで明るい毎日をお過ごしください。私の言葉が、あなたの心の種となりますように。

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