今回は、私の大好きな “Feeling Good” という曲をご紹介しましょう。わたしは、この曲を聴くと本当にいつも ”Feeling Good” (気分が良い)です。

1964年の英国ミュージカル ”The Roar Of The Greasepaint- The Smell Of The Crowd” (ドーランの叫び- 観客の匂い)の為に、ソングライター・コンビであるレスリー・ブリッカスが作曲、アンソニー・ニューリーが作曲しました。この曲のタイトルは時に”Feelin’ Good”と表記されることもあります。

この2人は、共にロンドン生まれでニューリーは、作詞・作曲の他に歌を歌うなど演奏活動もしているし、映画やミュージカルにも出演していて俳優としても評価の高い才人である。ブリッカスも詩も書くし曲も作る。1967年制作の映画 “Doctor Dolittle” (邦題:ドリトル先生不思議な旅)では、ブリッカスが全曲提供し、ニューリーが主演級で出演した。また、この2人がジョン・バリーの曲に詩を付けた1964年制作映画 ”The Gold-finger” (007: ゴールドフィンガー) の主題歌 “The Goldfinger” は最も多くの人に知られている曲だろう。

この ”Feeling Good”が使われた、ミュージカル”The Roar Of The Greasepaint- The Smell Of The Crowd”は1954年にイギリス・ノッティンガムの「ロイヤル劇場」(Theatre Royal)で初演され、”Feeling Good” はサイ・グラントが歌いました。翌1965年にこのミュージカルはブロードウェイに渡り、アンソニー・ニューリーが自ら出演・主演し、「シューベルト劇場」(The Shubert Theatre) で1965年5月から12月まで231回公演された。この時、”Feeling Good” はギルバート・プライスが歌った。

この曲の歌詞は、「大空を舞う鳥たち 僕がどんな気分か分かるだろう 空に輝く太陽にも この気持ちを伝えたい 風にそよぐ葦の茂みにも教えたいね この最高の気分を/ 私にとって 新しい夜明け 新しい1日 新たな人生が始まる もうこの上なく幸せな気分だ / 海の魚たち 私がどんな気分かわかるかい? 自由に流れる川 僕がどんな気分かわかるかい? 木々の梢に咲く花たちにも聞かせたい もう最高の気分なのだと・・」
と、きっと色んなモノを耐え忍んで辛く壮絶な人生を生きてきた人物が、ようやく辿り着いた自由を、新しい人生を心から讃えて歌っている。

ようやく自分の思う通りの人生を手にし、自由に身を浮かべ 全てのモノが美しく見え 自分の周りを囲む存在の全てに、これから自分の新しい人生が始まるんだ 見ておくれ 聞いておくれ 最高に気分が良いんだよ!と歌う素敵な歌だ。
私が初めてこの曲を聴いたのは、一体何年前だろうか・・、おそらく10年以上は前だと思うが、なんだか、かなりの衝撃を受けたのを覚えている。

歌っていたのは、ニーナ・シモン( Nina Simone録音:1965年)。私は、この曲を聴いて彼女に惚れ込んだ。彼女の歌うこの歌は、もうなんとも言えないがとにかく強く、濃く、完全で最高だ。

当時、日本盤ではこの曲の入ったCD ”Feeling Good” が見つけられず、輸入盤を擦り切れるほど聞いてきた。今は日本盤あるのだろうか?あまりに聞きすぎてCDをいためて聞けなくなり今持っているのはおなじCDの2枚目のはずです。

人生を色濃く強く生き抜いてきた人だけが歌える名曲だと思う。なので、私は好きすぎてまだ自分では人前で歌えない、まだ今の中途半端な自分では全く歌いこなせる自信がない。歌いたいけどね、物凄く。まあ、とりあえず子供は産まないとダメだろうな・・。なんてずっと思っている。まあ、そのうち我慢できなくてポロリと歌うかもしれません。

ニーナ・シモンの他にも同年に、ビリー・エクスタイン、リナ・ホーン、ジュリー・ロンドン、クリス・コナー、サミー・デイビス・ジュニア、等も歌っています。
私は、ダントツでニーナ・シモンの録音が好きですけれどもね。

彼女は60年代に、黒人公民権運動に積極的に取り組んだ代表的な女性シンガーの一人です。その頃の人権問題は、私たちの現在の日常では考えられないほどのことを山ほど課題としていたはずです。その時代を黒人女性として真正面から生きた彼女だからこそ、あんな声であんな歌が歌えるのだと思います。

アメリカで、ニーナ・シモンの波乱に満ちた人生を映画化したドキュメンタリー映画、”What happened, Miss Simone? ”が公開されています。私はそれが見たくて仕方ない。日本でも公開されると良いのですが・・。切に願います。






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