「古典芸能」というと難しそうと敬遠してしまっていませんか。ほとんど触れる機会がないので、わからないという人がほとんどだと思います。
古くから親しまれてきた「古典芸能」です。どんなものなのかは、日本人として知っておきたいですね。意外とはまってしまったりするかもしれませんよ。


「古典芸能」とは

日本の伝統的な芸能は、成立した時代が異なるさまざまな芸能が、多彩、多様に共存し、現代まで継承されてきています。伝統的な芸能を知るには、歴史や担い手、地域などを知ると理解が深まりますが、多彩なだけに分類法もいろいろです。ジャンルも演劇・音楽・舞踊・演芸と多岐にわたっています。

「演劇」 日本の伝統的な演劇には、能楽、文楽、歌舞伎、組踊などが挙げられます。

●能楽 能楽とは、室町時代から600年以上、演じ伝えられてきた芸能で、能と狂言があります。能は、謡(うたい)と囃子(はやし)を伴奏に、演者が能面をかけて演じ、様式化された極めて簡素な所作で物語が展開されます。狂言は、せりふによる喜劇で、中世の庶民のくらしぶり、普遍的な人間のおかしさを描き出し、和やかな笑いを誘います。能楽は後の人形浄瑠璃文楽や歌舞伎、さらに現代の芸術活動にも大きな影響を与えてきたわが国の代表的な伝統芸能です。

●文楽 文楽は、三味線を伴奏とする義太夫節にあわせて人形操作を行うわが国の伝統的な人形劇で、18世紀に大成されました。もともとは人形浄瑠璃といわれていましたが、大正中期以降、その上演場所であった文楽座が唯一の専門劇場となったことから、文楽が人形浄瑠璃の芸能そのものをさすようになりました。文楽は、浄瑠璃語り(=義太夫節の大夫)、三味線弾き、人形遣いの三者で成り立っています。また人形も一体につき三人掛かりで操るものとして様式が確立されています。2003年に世界文化遺産に登録されました。

●歌舞伎 天正時代の流行語で、奇抜な身なりをすることを「かぶく」といい、そのような装束や髪型の「かぶき者」の扮装で踊った阿国の踊りが歌舞伎の祖といわれています。以後、江戸時代に、そのときどきの流行、芸能を積極的に取り入れながら発展し、舞踊・音楽・セリフ劇などの各要素を備えた「総合芸術」として様式が確立され、現在に受け継がれています。

●組踊 組踊は、せりふと沖縄の伝統的な音楽と舞踊、舞踊を基礎とした所作で展開される歌舞劇です。琉球王国の時代、中国皇帝から派遣される冊封使を歓待するために創作されたのがはじまりで、1719年に初演されました。演じ手の洗練された動きや演劇としての筋の展開とともに、三線(さんしん)を弾きながら歌う歌(うた)三線(さんしん)の音楽が重要で、登場人物の心情を切々と歌いあげます。また演じ手のせりふは独特の抑揚をもって唱えられます。

(出典:芸能花伝会)

演劇だけでもこれだけあるのですね。
この中で比較的親しみやすい歌舞伎はどのように鑑賞したらよいのでしょう。


「歌舞伎の鑑賞の仕方」

歌舞伎と言えば歌舞伎座ですが、実際ここで歌舞伎を見たことがある人はそれほどいないかもしれません。
歌舞伎座に行って先ずは鑑賞してみましょう。歌舞伎を見に行くツアーもたくさん企画されています。チケットを買っていくのも良いですが、初心者向けツアーに参加すると入りやすいかもしれませんよ。

歌舞伎初心者にもわかりやすい色々なツールが用意されています。

・公演チラシ 演目名、配役、簡単なあらすじ、見どころなどが書かれているので予め目を通しておきましょう。

・イヤホンガイド 有料 舞台の進行にあわせて、あらすじ、みどころ、衣裳、音楽、歌舞伎独自の約束事などを同時進行で音声解説されます。歌舞伎を初めて鑑賞する方でも流れがよく分かり、楽しさも倍増です!

・プログラム(筋書または番付) 劇場で販売されています。より詳しい演目の内容がわかり、役者の写真やコメントなども掲載されています。記念にもなりますね。

これで準備は完了です。
歌舞伎座では皆様におなじみの役者さんたちが勢ぞろいしています。好みの役者さんが出演される演目を選んで先ずはデビューしてみましょう。

日本の伝統芸能の中で現在でも一番親しまれているのは歌舞伎です。せっかくの伝統芸能ですからずっと継承していきたいですね。その為には、皆が親しんでいくことが必要なのです。歌舞伎から伝統芸能デビューしてみましょう。





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画像引用元:アーツカウンシル東京

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