2015年度下半期のNHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』は、ディーン・フジオカさんが演じる「五代さま」効果もあって大変な人気を博しているようです。AKB48が歌う主題歌『365日の紙飛行機』の販売も好調のようですが、この「朝ドラ主題歌」、一日の始まりである朝の時間帯に毎日耳に入ってくる曲であるため、「よっし!元気を出さなきゃ!」と思わせてくれるような名曲が代々使用されてきているように思います。そこで“元気を出したい女子”必聴の朝ドラ主題歌を、歴代の名曲の数々から筆者が5曲ピックアップして、ご紹介させていただこうかと思います。何しろ歴史の長いシリーズですので対象はここ10年、2007年度以降のものに絞らせていただきます。


【中島みゆきさん『麦の歌』~2014年度下半期朝ドラ『マッサン』主題歌~】

1972年に行われた札幌オリンピック70メートル級純ジャンプで見事に金メダルを獲得した笠谷幸生さんが長年勤めていらした国産ウイスキー・メーカーの創業者夫婦をモデルにした朝ドラ『マッサン』。記憶に新しいですね。

モルトウイスキーの味の決め手となる原料は言うまでもなく大麦と水。中島みゆきさんは今から20年も前に「麦」をモチーフにしたこの歌の原曲を作っていたらしく、ドラマの主人公夫婦の魂をその原曲に込め、『麦の歌』として新たに作品化したそうです。いつ聴いても“元気が出る”曲ですよね。


【小田和正さん『ダイジョウブ』~2007年度上半期朝ドラ『どんど晴れ』主題歌~】

横浜で生まれ育ったケーキ屋の娘である夏美が、婚約者の男性が岩手県盛岡市にある老舗旅館を継ぐため自分も実家を出て老舗旅館の仲居として働きながら女将修行をするというストーリーのドラマ。日本のポップス・ファンならこの、「横浜」と「東北」という土地から連想するのはそう、あの小田和正さんです。横浜の薬屋さんに生まれ育った小田さんは本格的に音楽活動に専念する前、東北大学で建築家を目指して学業に励んでいました。

「その笑顔は どんな哀しみにも 決して負けたりはしないから 君の大切な人にも 風に乗ってきっと届いてる」

うーん。名曲です。

【SMAP『さかさまの空』~2012年度上半期朝ドラ『梅ちゃん先生』主題歌~】

堀北真希さん、松坂桃李さん、小出恵介さん、木村文乃さんといったこれからの日本の演劇界を背負って行ってくれそうな役者さんたちが共演していた、戦後の復興期の東京を描いた朝ドラ『梅ちゃん先生』。堀北さんは2005年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』でも準主役級の役を務めていて、“昭和レトロ”に縁のある女優さんだなあという気がします。

「あの頃にほら 寝転がった時に見つけた さかさまの空があったよね」

SMAPが歌った主題歌は、そう、物は何にも無かったのに何故か人の温もりが感じられた昭和30年代くらいまでの東京の空気感(それを記憶している筆者のような世代は、もう“アラ還”と呼ばれるようになってきていますが)を歌っていて、聴くと元気が出てきます。


【ゆず『雨のち晴レルヤ』~2013年度下半期朝ドラ『ごちそうさん』主題歌~】

戦争へ向かう大正・昭和の暗い時代を「食べる喜び」と「夫や子どもたちへの愛」をもってして逞しく生き抜いた「食いしん坊女子」のストーリー。その物語へと導入するゆずのこの曲は、

「何があっても そばにいるよ」
と歌いかけてくれ、いつ聴いても「元気を出さなきゃ」という気持ちにさせてくれます。


【いきものがかり『ありがとう』~2010年上半期朝ドラ『ゲゲゲの女房』主題歌~】

漫画家の水木しげるさんご夫婦が実際に歩いてこられた道を題材にした、歴代朝ドラの中でもナンバーワンの内容ではないかと筆者が思っている名作『ゲゲゲの女房』。戦争で片腕を失って生還した絵を描くことが大好きな青年と結婚した主人公の女性が、紙芝居画家や貸本漫画家として描いても描いても貧乏暮らしから脱出できない夫とともに東京の調布市を舞台に素敵な人たちと出会って行く。その道程の中で夫の作品も次第次第に世の中に認められるようになって行き、ついには『悪魔くん』や『ゲゲゲの鬼太郎』の大ヒットを飛ばす。でも、そんな中でも主人公の女性の心の中にいつもあったのは、

「まぶしい朝に 苦笑いしてさ あなたが窓を開ける」
という、夫とともに徹夜して漫画を描き、締め切りに間に合わせた貧乏時代の日々だったのです。

「“ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど 繋がれた右手は 誰よりも優しく ほら この声を受け止めている」
いきものがかりが歌うこの曲、へこんだときにはぜひ聴いてみてください。女子のかたであればどなたもきっと、「元気を出さなきゃ」という気持ちになれるのではないかと、筆者は思います。


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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)