プロ10年目にしてついに開花した感のあるジャイアンツの天才スラッガー・坂本勇人選手の活躍が止まりません。5月14日現在で打率3割5分7厘は文句なしのセ・リーグトップ。本塁打9本も中日のビシエド選手に4本差、打点26も阪神のゴメス選手に9打点差の位置につけ、打撃3冠をも狙わんばかりの活躍ぶりで2位の中日に1.5ゲーム差をつけ首位を走るチームに多大な貢献をしています。

また打つばかりではなく華麗なショートストップの守備にはますます磨きがかかり、クルーズ二塁手と組む二遊間のフィールディングはその美しさにおいてはNPB12球団で随一です。プロ入り早々の頃から将来の日本プロ野球界のスーパースター候補と言われながら最近ではヤクルトスワローズの山田哲人選手にセ・リーグの顔の座を奪われ気味だった坂本選手は10年目27歳の今シーズン、どうして開花することができたのでしょうか。


【信頼して3番で使いつづける高橋由伸新監督の期待を意気に感じている】

ジャイアンツの前監督の原辰徳さんは、選手の起用方針が「コロコロ変わる」人でした。それに対し、2016年のシーズンからジャイアンツの指揮を執るようになった高橋由伸監督は、信頼して任せた以上、滅多なことでは方針を変えません。3番は坂本、4番はギャレットと決めたならアクシデントが無い限り3番は坂本で4番はギャレットです。坂本選手は血液型がAB型で、この血液型の人は自分が「信頼されている」と確信すると、意気に感じて力を発揮します。

しかも、高橋監督の血液型はO型で、AB型の人とO型の人は一つの同じ目標のために協力し合ったとき、最強のコンビとなります。その意味では、高橋由伸さんがジャイアンツの新監督として指揮を執ることが決まったその時から、今シーズンの坂本選手の大活躍は約束されていたと言うことができるでしょう。


【内野手はリズム感と身体能力でやる仕事。今年からジャイアンツに来たルイス・クルーズからそのことを学ぶ】

わが国で野球をする人は幼い頃から「内野ゴロはボールを体の正面で膝を落とした姿勢で捕球せよ」と教わり、ほとんどの人がそれを実行しています。それは、身体能力で外国人より劣る日本人としては理にかなった指導方針ではあったと言うことができますが、それだと世界で通用するベースボール・プレイヤーにはなれません。

メジャーリーグで大活躍するような内野手はゴロは体の正面では捕らずに逆シングルで捕球して地肩の強さを生かして体勢を立て直さないまま一塁に送球(または二塁へグラブトス)します。坂本選手はその天性のリズム感と身体能力でメジャー級の内野守備ができる数少ない選手であり、そういったハイレベルなプレーがとくに女性の野球ファンをどれほど魅了するかということを、今年からジャイアンツに加わったルイス・クルーズ二塁手から学んだものと思われます。


【日本野球の常識を覆すアッパースイングとインコース打ち。大森元スカウトが首をかけて獲得した天才打者】

メンタル面、守備面について触れてきましたので最後に打者としての坂本選手にふれておきましょう。バッターとしての坂本選手は、「上から下へと叩きつける感じのダウンスイングが基本」とされる日本の野球界にいて「下から上へとすくい上げるアッパースイング」でヒット・ホームランを量産できる数少ない打者です。また、元巨人・ヤンキースの松井秀喜さんをして「上手い」と言わしめるインコース打ちの技術も天下一品です。これらの持って生まれた才能は、東京六大学野球のかつての三冠王でAKB48のメンバー・大森美優さんの父親でもあるジャイアンツの大森剛スカウト(現・育成部ディレクター)が自身の首をかけてジャイアンツ球団に獲得を進言したほど。坂本選手が中学2年生のときにはすでに備わっていたもののようです。


【2016年はNPB最高打率の記録更新とジャイアンツのリーグ優勝を目標に、女性ファンを魅了して!】

そんな坂本勇人選手に今シーズン筆者が期待するのは、2008年に横浜の内川聖一選手が樹立したNPB右打者シーズン最高打率の3割7分8厘と、1986年に阪神のランディ・バース選手が記録したNPBシーズン最高打率3割8分9厘の更新です。坂本選手ならできるはずなので、ぜひそれを目標として頑張っていただきたいと思います。そうした目標を持ってプレーすることがジャイアンツの優勝とジャイアンツ女子の熱狂に繋がり、ひいてはもっともっと多くの女性に野球というゲームの魅力に触れていただくことに繋がるはずです。



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画像引用元:読売ジャイアンツ 公式ホームページ

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