2016年1月10日公開の『WomanNews』のコラムで、筆者は『ジャイアンツ女子に捧ぐ。新生高橋巨人のスタメンはこうなる!』と題して、今年から新たにスタートした高橋ジャイアンツは昨年までと打って変わって“超貧弱打線”を解消し、ジャイアンツ・ファン女子たちの期待にきっとこたえてくれるはずだといった趣旨のことを書きました。

3月25日に開幕したペナントレースでは案の定、高橋由伸監督率いるジャイアンツは昨年までとは別のチームのような強力打線が機能して巨人の新監督としては藤田元司さん以来35年ぶりとなる開幕4連勝。しかも1月10日のコラムで筆者が大活躍を“予言”(?)した立岡、ギャレット、クルーズの3選手の打棒が爆発という結果となりました。やっぱり強かった新生高橋ジャイアンツは、このまま最後まで突っ走るのでしょうか?

【立岡宗一郎外野手はイチローに迫りイチローを超える天性の左バッター】

1月10日のコラムで「プロの1軍公式戦でまだ本塁打を打ったことがないけれど、開幕からスタメンに定着すればいきなり2ケタ本塁打を放つ可能性が極めて高い」と書きましたが、その通りになりました。開幕からの5戦で既に2本塁打。ジャイアンツに来てから左肘の靱帯断裂をきっかけに始めた「左打ち」が、立岡選手にとっては「天賦の打ち方」であったようで、その左打席でのバッティングセンスはあのイチロー選手に迫り、イチロー選手を超える可能性さえ感じさせてくれます。バントという戦法を使わない高橋監督が“攻撃の要”として2番に据えた25歳は、今シーズン大ブレイクするに違いありません。

【悪球に手を出さない選球眼とケタ違いのパワー。ギャレット一塁手はケタ違いの愛妻家の一面も】

「本塁打があまりにも少ない超貧弱打線を修復するには、多少我慢してでもこのバッターを4番で使いつづけるしか選択肢はありません」と1月10日に書いたギャレット・ジョーンズ一塁手。開幕初戦、第2戦と必ずしもよい結果が出なかった彼を、高橋監督はあくまでも4番で起用しつづけました。

そんな中で迎えた開幕3戦めの対ヤクルト3回戦、1点を追う8回無死1塁の場面で待望の来日第1号となる逆転の2ラン本塁打が飛び出します。そして、1発出たあとはあれよあれよの3試合連続本塁打。2016年のジャイアンツはこの助っ人スラッガーのおかげで開幕2カードで5勝1敗のロケット・スタートに成功するのです。

196cmで107kgの体が生み出すケタ違いの長打力は圧巻ですが一方で悪球にはけっして手を出さない選球眼も持っているのが強みの34歳は、妻のキャシーさん、息子のジャクソンくんがシーズン中ずっと遠征にも帯同してくれることになっており、その長打力同様ケタ違いの愛妻家であるギャレット選手が貧打に泣いていたジャイアンツをよみがえらせました。

【“内野手はラテン系の選手にはかなわない”を証明して見せるクルーズ選手の華麗な守備】

世界のベースボールの常識で、「内野手はラテン系の選手にはかなわない」というのがあります。千葉ロッテ・マリーンズからジャイアンツへ来てくれたメキシコ出身のルイス・クルーズ選手の二塁守備を見ていると、その言葉の意味がよく分かります。バネのような身体能力もさることながら、内野守備の一連の動きをひとつのリズムとして捉えるその感覚が、ラテン系の内野手にはかなわないからです。

百聞は一見に如かず。ジャイアンツ女子だけでなく、ベースボールを愛するすべての女子のみなさんに、クルーズ選手の二塁守備を見ていただきたいです。センター前に抜けそうなヒット性の打球を、まるでボールがそこに飛んで来ることがわかっていたかのように逆シングルで捕え、華麗なグラブトスであっという間にダブルプレーにしとめてしまう凄さ。今年のジャイアンツはクルーズ選手の加入によって、守備の面でも見どころ満載の魅力的なチームになりました。

今回は新生高橋ジャイアンツの3人の魅力満点の野手についてお話しさせていただきました。これといって魅せられるものが何も無かった昨シーズンとちがい、今シーズンのジャイアンツは野手に限って見ただけでもこのように魅力がいっぱいです。このまま突っ走るのかという問いへは、筆者としては「体調不良で調整中のマイルズ・マイコラス投手が戦列に復帰したときには、盤石」と申し上げたいと思います。

またの機会には、高橋ジャイアンツの投手陣にスポットを当ててお話しをさせていただければと考えております。



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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)