今年11月に豊洲への移転を予定している、東京都中央卸売市場築地市場。古くは江戸時代まで歴史を遡る魚河岸は、日本橋から移転し現在に至るまで、80年に渡り日本の台所として私たちの食文化を支え続けてきました。
映画『TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)』は、その築地市場に初めて1年以上に渡りカメラが入り映画撮影を敢行、一般の人は足を踏み入れることのできない築地の深部まで迫ります。


日々そこで働く仲卸の人々の営み、使命感を持って働く姿、料理人との間で繰り広げられるプロ同志の真剣勝負、四季折々の魚たち、刻々と表情をかえる築地の息遣いー。 世界のトップシェフから、旅行者まで世界中の人々を魅了してやまない“TSUKIJI”。日本の食文化の集積地、その知られざる世界を築地を支え続けてきた人々の物語を通して描きます。この映画でしか見ることが出来ない築地の世界を、是非ご覧ください。

また本作品は、各国映画祭への出品、海外での公開も予定しています。世界が注目する“和食”、”TSUKIJI”で繰り広げられる最前線の舞台裏を世界へ発信していきます。


タイトル:『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』
公開表記:10月1日(土)築地(東劇)先行公開/10月15日(土)全国ロードショー
監督・脚本・編集:遠藤尚太郎 
音楽:Takahiro Kido
企画・プロデューサー:手島麻依子 奥田一葉
プロデューサー:中山賢一 坂口慎一郎
取材協力:築地で働く人々(仲卸ほか)/ すきやばし次郎 鮨さいとう すし匠 第三春美鮨
㐂寿司 石かわ 銀座小十 神宮前 樋口 ESqUISSE みかわ是山居 道場六三郎ふぐ料理浅草みよし
新田亜素美 René Redzepi(noma) Theodore C. Bestor(文化人類学者) 服部幸應
山本益博 犬養裕美子 岩村暢子ほか
協力:東京都中央卸売市場築地市場 東京魚市場卸協同組合
制作プロダクション:Pipeline 製作・配給:松竹メディア事業部 ©2016松竹


【コメント】

■東京魚市場卸協同組合 理事長 ※映像作品に対してコメントを発表するのはこれが初めてとなります。
松竹さんよりこの企画の話を伺ったのは2013年冬。1年を通して、築地と仲卸の姿を追いたいという企画に、私どもの仕事のこだわりを感じてもらえるならと協力を決めました。また、市場の移転の前に、この築地の姿を後世に残したいという思いもありました。
築地にとって1年以上にも渡る映画撮影は初めてのこと。様々な要素が複雑に絡み合う築地市場をどのように撮影し、描くことができるのか不安と期待もありました。ようやく出来上がった映画には、四季折々に表情を変える築地の姿とともに、これまで日々市場で営みを続ける者だけが見ることのできる”築地”が映し出されていました。
凍えるような寒い日も、うだるような暑い日も、雪が降っても、嵐の中でも、休むことなく、魚を仕入れ、お客様の元にお届けする。それが仲卸の仕事です。
築地に集うすべての人々が、世界一の魚市場と称される”築地”のエネルギーを生み出しています。この映画を通して、未だかつて誰も見たことのない”築地”の世界を観てもらえたらと思います。
世界中の多くの人、そして特にこれからの日本の魚食文化を次いで行く若い世代の皆さんに、ぜひこの映画を観て欲しいと思います。

東京都中央卸売市場築地市場
東京魚市場卸協同組合
理事長 伊藤淳一

■松竹株式会社 手島麻依子プロデューサー
築地市場を訪れると元気になる、多くの人がそういいます。私自身、一歩築地の場内に足を踏み入れたときから、ポジティブなエネルギーをもらい、その不思議な力に魅了されてきました。なぜ、築地はこんなにも人を引きつけるのか?市場で出会った仲卸の方々や、飛び上がるほど美味しい魚に導かれ、その答えを自分なりに探すうちに、80年の歴史を持つ築地市場で<日々営まれていること>の凄さに気づかされました。このことをひとりでも多くの人に知ってほしい!そんな衝動に突き動かされ、気づけば映画の企画を立ち上げていました。    
私の働く松竹株式会社も、古くから築地・銀座エリアに本社を構え、築地市場とも5分ほどの距離にあります。歌舞伎と魚河岸もその関係は古く、江戸時代から共に文化の発信してきた間柄でもあります。築地という地域に共存する仲間として、この映画を多くの人に届けることができるのを心から嬉しく思っています。
この映画は単なる一市場の記録ではありません。日本の誇るべき食文化の歴史と、それを支える人々の魂の物語です。

松竹株式会社
映像本部 メディア事業部
プロデューサー 手島麻依子

■遠藤尚太郎監督
東京で生まれ育った自分は〝築地〟という言葉を見たり聞いたりしても、それは近いようで遠いどこかを指していた。私たち日本人は魚のことを少なからず〝知っている〟のだと思う。しかしあまりに身近な存在でもあり、またその繊細な奥深さから、時に味を含め間違った知識として〝知っているつもり〟になっているように思える。私たち日本人が魚食文化の素晴らしさを再認識する難しさがそこにある。そのことを築地に通うようになって痛感した。それほどまでに仲卸の人々が薦める海産物は感動的だったのだ。しかし、私たちが思うほど簡単に手に入るものでもない。便利で快適な暮らしを享受する反面、食を通して豊かさの意味を考えるようになった。
市場は生きている。あらゆる分野で働く人々、買い出しに訪れる人々、合わせて数万の人々が、築地という世界に類のないワンダーランドを日々産み出している。満ちあふれたエネルギーの源は、一般消費者に食を提供する使命、それによって生業を成す人々の期待に応えるプライド、なにより日本の食文化の伝統を守るという意地が支配する活気の中にある。時に彼らは、なにか大きなものと闘っているようにも見えた。そんな築地の鼓動を映画にしたいと思い、築地の人々にカメラを向けた。

映画監督 遠藤尚太郎
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遠藤 尚太郎 / Naotaro Endo
1978年2月14日生まれ、現在38歳。自主制作作品『偶然のつつき』が第27回ぴあフィルムフェスティバルに入選、観客賞を受賞。 俳優小栗旬が初映画に挑む姿を追ったドキュメンタリー番組(TV/DVD)を手掛けるほか、広告やミュージックビデオなどを幅広く手掛ける。本作が劇場用映画初監督作品となる。
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