食品の異物混入が後を絶ちません。食品は口に入れるものなので、決してそんなことがあってはならないと思うのですが、なぜこのように無くならないのでしょう。とても清潔と言われている工場で一貫生産されている食品になぜ異物が混じってしまうのか、その謎に迫ってみましょう。

「カップ入りスープに虫が混入」

顧客からの連絡でわかった虫の混入。具材に使用している乾燥オクラを砕いて調べた結果、蝶や画の仲間である鱗翅目の幼虫が混入していました。1件だけでなく、何件も申し出があったようです。

「給食にプラスチック片が混入」

茨城県那珂市の小中学校の給食を作る「市立学校給食センター」で、調理した給食のスープにプラスチック片が混入していました。そのことに気づかず、4中学校に配送してしまいました。
タンメン用のスープを作るためのネギを裁断機に入れた際、ネギの入れてあったカゴの中に置いてあったプラスチック製の番号札を誤って入れてしまったそうです。札は2~3ミリの破片になり、みじん切りになったネギと共に釜に入れられて煮られてしまいました。
給食の配膳をしている時に、生徒が気づき、口に入れることはありませんでした。

「ゴキブリの幼虫が給食に」

愛媛県西予市立宇和小学校の給食で配膳された米飯の中に、異物を発見。孵化直後の黒ゴキブリの幼虫(約3ミリ)と確認しました。
これらを上げだしたら、きりがないのでこれくらいにしたいと思いますが、なぜこのような異物混入が起こるのでしょうか。防ぐ手立てはないのでしょうか。提供される側としては、何とか防いでほしいと思うのですがそんなに大変なことなのでしょうか。

マクドナルドの異物混入事件の時に、様々な専門家の方がテレビ等でコメントを出されていましたが、それによると異物混入は今に始まったことではなく食品業界では日常茶飯事であるというようなことを発言されていたのを聞いた覚えがあります。

「なぜ、異物混入は減らないのか」

食品業界では異物混入事故を減らすために、ハード面、ソフト面で様々な対策を施しています。それにもかかわらず、異物混入は増える一方なのです。異物混入が発生した際、行われる対策が異物混入の再発防止対策ではなく、「クレーム対応」の取り組みになってしまっていることが多いことも一因のようなのです。

異物混入に至った原因を明確に出来ていないがために、再発防止のために混入の原因を明確にして、その現認をなくす、または低減するための活動をしなくてはならないのです。さらに、食品製造企業は該当する異物が混入する可能性を製造現場で行っています。しかし、ここで探している異物は該当異物だけなので、そのほかの異物は混入する可能性があり、さらに深い原因究明が不可欠なのです。

(参考:イカリ消毒 プロフェッショナルに訊く)

「消費者はどうしたらよいのか」

消費者としては、どうしたらよいのでしょうか。
いずれにしても、全て異物混入をなくすというのは無理な話でしょう。人がかかわり機械で作り、その機械も必ず壊れるという状態で作るのですから、異物混入ゼロは無理な事です。
異物混入騒ぎの中には、消費者の勘違いで苦情を言っていたということもかなりあるそうです。苦情が来たら、企業の担当者は謝罪するしかないのです。その方が企業としてははるかに簡単でコストもかからないからだそうです。

食品業界を揺るがしている「異物混入騒ぎ」。企業に十分な対策を講じてもらう必要はあります。が、このような事件が騒がれれば騒がれるほど、愉快犯も出てくるのも間違いありません。
消費者として騒ぎすぎない姿勢ももしかしたら必要かもしれません。SNSで情報が流れたら、その影響力は計り知れないものがあります。冷静な対応が大切ですね。

「異物混入」は起きて欲しくない事故。騒ぎすぎず、減ってくれることを願うばかりです。

 
北海道産 塩水ウニ  

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