日本では、平成25年の1年間で231,384人、2分16秒に1組の割合で夫婦が離婚しているという現状。(平成25年 「人口動態統計月報年計」 厚生労働省より)前年に比べると減少しているのですが、昔に比べると増加傾向にあります。離婚をして、幸せになるとは限りません。その離婚、ちょっと待った!離婚経験者が直面する後悔をご紹介します。

【離婚の1番の被害者!子どものこと】
子どもがいない夫婦の離婚に関しては、当人の責任のみで済むことですが子どもがいる夫婦の場合、1番の悩みのタネは子どものこと。離婚経験者は、子どものことに関してどのような後悔があるのでしょうか。

親権問題
離婚協議をする際に、子どもの親権問題で揉める夫婦は少なくないようです。一刻も早く夫(もしくは妻)と離婚したいが愛する子どもは手放したくないという場合、協議が長引きなかなか離婚が成立しないケースもあります。
その場合、戸籍上の親権者は父親、監護権者を母親とし、子どもは母親の元で生活をするということで、解決を図ることがあるようです。
しかし、親権はあくまで父親がもっているので、子どもと一緒に暮らしている母親はどうしても法的に弱い立場になってしまいます。最悪の場合、父親が勝手に子どもを連れ去るというケースもあります。親権問題に関しては特に、「時間がかかってでも親権を取得しておけばよかった……」と後悔する母親が後を絶ちません。

養育費問題
様々なものが値上がりし、景気も不透明な昨今。当初、離婚する際に取り決めた養育費の支払いが滞ることもしばしばあります。離婚を原因とする母子家庭で、父親から養育費を受け取る事ができていないのは約8割にものぼります。
離婚をする際、協議離婚の場合は「離婚協議書」というものを作成するのが一般的です。その際に、慰謝料・子どもの親権・養育費などの取り決めを記載します。しかし、「離婚協議書」というのは残念ながら法的な強制力を持っていません。そのため、養育費不払いなどの協議内容が不履行になった場合は、新たに裁判所に調停の申し立てをする必要があります。
調停というと、裁判所に申し立てをしてから当人同士が合意にいたるまで、複数回に渡り裁判所に足を運ぶ形になります。費用はさほどかかりませんが、何よりも時間と労力がかかることから、敬遠されがちです。こういったことから、離婚の際に協議書を公正証書として公的な書類にしておけばよかった……と後悔する人も多いようです。

・仕事
離婚して母子家庭になると、経済的な自立を求め、働きに出ることになります。しかし、この先行き不透明な世の中、子育てをしながら収入の安定した職業を探すというのは、かなりの困難を伴います。今、「ひとり親世帯」の貧困率というのは、50.8%と高水準にあります。(「平成26年版 「子ども・若者白書 全体版」第3節 子どもの貧困 / 内閣府」
そういったことから、結婚後も仕事を辞めずに続けておけばよかったという後悔も少なくありません。

育児の負担
離婚をするときには、たくさん悩み考え、生きていく大変さを覚悟したものの、いざひとり親で生活していくと、様々な壁にぶつかることは少なくありません。1人で母親と父親の役目を務め、自分の体調が優れないときでも家事・育児・仕事とすべてをこなさなければならないというプレッシャーから、大きなストレスを抱えて過ごす女性が多いのも事実です。
ご両親に援助を求めたくても、高齢であるなど様々な理由から頼れないこともしばしば。ストレスを抱えていて、良いことは1つもありませんので、悩みを共有・相談できる友人というサポートをしてくれる存在というのはとても大切です。

ひとり親の孤独
結婚していたときと違い、離婚してからは少なからず「孤独」を感じるものです。若くに離婚をした場合、再婚を考えることは多いにあります。しかし、「出会いがない」「子どもが大きくなるまでは難しい」など、様々な理由から再婚のハードルは高いのが現状です。
周囲の友人など、幸せな家庭をみると余計に孤独感を感じることもありますが、いつかきっと良縁があるはずという希望を捨てないことが大切です。

【その離婚、ちょっと待った!】
夫婦生活がうまくいかなくなった=離婚とすぐに結びつけず、一緒に過ごすことが不可能なのであれば「別居」というかたちで、少し距離を置いてみるのも1つの手です。極端な話、離婚というのは紙切れ1枚ですぐにでもできることです。しかし、その紙切れ1枚で、人の人生を大きく変えてしまうというのも事実です。
ですから、その大きな決断は急ぐべからず。両人でたくさん話し合い、たくさん考え、その結果、ともに人生を歩むことが難しいのであれば離婚というように、段階を踏むことは非常に重要です。特にお子さんがいる家庭は、自分の幸せもさることながら、お子さんの幸せのこともしっかりと踏まえて次のステップに進みましょう。

離婚は、一概に「善」とも「悪」ともいえません。その後のあなたの行動が、鍵を握るのです。

離婚_2
(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)