快適な睡眠には、睡眠ホルモンの働きが重要となります。実は、この睡眠ホルモンの原料は、セロトニンという幸せホルモン呼ばれている昼間に活動する脳内物質(セロトニン)です。睡眠ホルモンと幸せホルモンの密接な関係を知ることで、快適な睡眠生活を手に入れましょう。

【睡眠ホルモンと幸せホルモンの密接な関係】
眠気を引き起こし、快適な睡眠状態へと脳を導く脳内物質メラトニンは、“睡眠ホルモン”と異名を持つほど、その働きは睡眠に欠かせない重要な働きを担っています。一方、脳内物質セロトニンは、“幸せホルモン”と異名を持つほど、嬉しい・楽しいといった幸せな気分になったときに多く分泌され、やる気や元気を促します。幸せホルモンが運動神経に筋肉を活動的に動かすよう命令を出しています。だから幸せホルモンの活躍で間接的に筋肉を動かし、人は元気に活動できるのです。
そして、この幸せホルモンが、起床後約14~15時間後には、睡眠ホルモンに変身し、脳を快適な睡眠状態に導くよう働き始めます。昼間の幸せホルモンが睡眠ホルモンとなるのですから、幸せホルモンが十分分泌されていないと睡眠不足になってしまいます。昨今のストレス社会においては、ストレス緩和のために幸せホルモンの消費が激しく、その結果睡眠ホルモンの減少も引き起こします。だから、ストレスは不眠症状を引き起こすといわれているのです。

【昼間の幸せホルモンの活性化が快適な睡眠のカギ?】
昼間の幸せホルモンが睡眠ホルモンに変身するのであれば、幸せホルモンの増加が、睡眠ホルモンの増加を促し、快適な睡眠状態へと導いてくれます。では幸せホルモンを増加させるには、どうすれば良いのでしょう。それは、朝起きて朝日を浴びて、深呼吸やウォーキングやスクワットをし、朝食のときに良く噛んで食べるのがお勧めです。
人の体内時計は24時間よりも少し長いサイクルで回っているので、窓の無い真っ暗な部屋で過ごしている人は、毎日少しずつ起きる時間が遅くなっていきます。毎朝決まった時間に起きるには、毎朝体内時計をリセットする必要があります。このリセットに太陽が活躍します。脳が朝起きたことをはっきりと認識し、幸せホルモンの分泌を活性化してくれます。
また、深呼吸・ウォーキング・スクワット・疎癪(噛む)のようなリズム運動は、寝ぼけた脳の運動神経に、筋肉を画期的に動かす指令を出さなければなりません。この指令のために幸せホルモンの分泌を一層活性化します。また、スキンシップや家族や親しい人とのおしゃべりも幸せホルモンの分泌を促し、精神を安定させます。親子や夫婦・恋人同士の目覚めのハグは、朝から心を癒し、幸せホルモンの分泌を促しますので、身体を活動的に動かす準備として効果的です。
ちなみに、リズム運動やスキンシップは朝に限らず、起きている間ならいつやっても幸せホルモンの分泌を促すものです。寝起きのときにお勧めなのは、スッキリと目覚めるための理由からだけですから、朝に限らず、いつでも進んで行いましょう。ストレスで減少しやすい幸せホルモンなのですから、幸せホルモンの増加につながることは、できるだけ積極的に行うよう心掛けましょう。

【幸せホルモンを増加させるためには和の朝食がお勧め!】
また、脳内で幸せホルモンの分泌を促すだけでなく、幸せホルモン分泌に備え、脳内の蓄えを増加させることも忘れてはなりません。幸せホルモンは、脳内で自然に作られるホルモンではないので、幸せホルモン製造のために、体外から栄養分摂取が必要となります。その栄養分はトリプトファンという必須アミノ酸です。そして、トリプトファンは、乳製品・豆類(豆製品)・穀類・魚肉類等、たんぱく質を多く含む食品に多く含まれています。
また、トリプトファンは、動物性たんぱく質より植物性たんぱく質の方が、幸せホルモンの原料として利用されやすいと報告されています。魚肉よりは、大豆・豆類や穀類の方がお勧めということですね。ご飯に納豆、お味噌汁、焼き魚、冷ややっこの和の朝食メニューが自然と思いだされる食材だと思いませんか? 朝ご飯にこれらのメニューを持ってくると、内臓を起こしつつ、幸せホルモンを朝から製造できるので、一石二鳥ですね。
ちなみに、必須アミノ酸は、9種類全てをバランス良く摂取した方が、効率良く吸収されますので、バランスの良い食事の摂取に心掛けることが一番の早道でしょう。

【ビタミン不足も睡眠を妨げる?】
幸せホルモンの主原料はトリプトファンですが、実はトリプトファンだけでは、幸せホルモンを合成することができません。実は、幸せホルモンの合成には、ビタミンB6とナイアシン(ビタミンB3)のお手伝いに欠かせないのです。ちなみに、ビタミンB群(特にビタミンB6とナイアシン)は、マグロやカツオ、鶏肉、落花生やゴマ・クルミ・ヒマワリの種等の堅果類に豊富に含まれています。マグロやカツオ・鶏肉で主采を作り、お味噌汁や胡麻和えの付け合わせを用意するだけで、幸せホルモン製造に必要な栄養素を十分摂取できますね。

【ストレスに強い体質作りが幸せホルモン増加のカギ!】
ビタミンCは幸せホルモンの製造には関係ありませんが、ビタミンCはストレスに強い体質作りに非常に効果が高いのです。そのためにも野菜サラダや果物は、積極的にとることをお勧めします。そして、心身にストレスを感じると、ストレスから心身を守る“抗ストレスホルモン”が製造されて、ストレスから心身を守る働きをしています。
だから、心身にストレスを感じると、ビタミンCが一気に消費されてしまいます。
しかし、ビタミンCは他の栄養素のように体内に蓄積することができませんので、ストレスを感じるだけで、一気にビタミンCの不足状態となってしまいます。だから、ビタミンCは毎日摂取して、減少した分の補充に心掛けましょう。 

いかがでしたでしょうか。幸せホルモンが睡眠ホルモンに変身して、快適な睡眠を支えています。この幸せホルモンと睡眠ホルモンの密接な関係から、快適な睡眠生活を送るためには、幸せホルモンが減少しない規則正しい食生活がいかに大切かわかります。そして、ハグが幸せホルモンを増加させ、精神の癒しが快適な睡眠を導くことからも、心と体が密接に関わっていることもわかります。“快適な睡眠生活”を送れるということは、最高の幸せの証なのかもしれませんね。

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