就職活動は、こころの中に焦りや不安が生まれがちですね。そんな中でも、明日の笑顔のために、みなさん一所懸命がんばっていらっしゃることと思います。私はいつも「こころの教育専門 メントレサポート」でストレス解消・トラウマ解消のためのマインドフルネスの心理カウンセリングやメンタルトレーニングを行っているのですが、実はかく言う私も去年娘が就職し、【就活をしている子を持つ親】 という立場を終えたばかりです。
親の私から見るとこころの基礎体力が高い様に思える彼女ですが、就職活動のプレッシャーから通常とは違う会話になることもあり。時折小さな火花が散ることもありました。・・・・と、我が家にも我が家なりのドラマもあったのですが、今ではそれも楽しい笑い話です。

さて、筆者の話しはさておき、一生懸命がんばっていらっしゃるのに、ご両親や周囲の方に「だいじょうぶ?」と聞かれて嫌な気持ちになったことはありませんか?我が家でも、私は違う意味で言ったのもに、「だいじょうぶ?」という言葉が娘に誤解されて、小さな火花のタネになったことがあります!(笑)就活にしっかりと集中するためにも、これらの困った親の言動を知り、上手に対処して切り抜けましょう!



「親が心配するのは誰のせい?」

ご両親含めて周囲の方が、「だいじょうぶ?」と聞いてくる・・・この言葉は嬉しい時もありますが、特に就活中は嫌な気持ちになりがちです。何度も聞かれることも多く、そんな時はなおさらです。本当なら「だいじょうぶ!」と自信を持って言いたいところでしょうが、まだ「だいじょうぶ」ではないから、就職活動を続けていらっしゃるんですよね。

つまり結論から言ってしまうと、聞く方はこの答えを知っている質問だし、聞かれる方は答えられるはずがない質問なのです。そして、ほとんどのケースが「だいじょうぶと言って欲しい」という、相手の要求のことばなのです。でも聴いてくるご本人たちは悪気があるわけではないし、気づいていません。むしろ「あなたのことを心配している。」と言うでしょうし、心配してくれていると思っていませんでしたか?


一番不安で焦りを感じていらっしゃるのは、就活中のあなたです。自分の不安や焦りだけでも大変なのですから、本当は相手を安心させようとして答える必要はありません。

答えれば相手は悪気なく「もっと安心させて欲しい。」と、無意識に更なる質問を求めてきます。これでは相手の不安までどんどん引き受けて、解消しようとすることになります。それではどんなふうに解ってもらったらいいのでしょう?その前に、まずは2つのポイントから、「だいじょうぶ?」と聞かれた時にあなたの中に起きている、こころの動きを見ていきましょう。



「だいじょうぶ?」と聞かれた時に、罪悪感が生まれる

「だいじょうぶ?」と聞かれた時、とっさに「まだ就職が決まっていない自分がいけない」という気持ちになっていませんか?もしかしたら他のことでも、普段から「自分がいけないのでは・・・」と、ご自分を責めやすい癖がついているかもしれませんね。実はそういうタイプの方は、就職しても「仕事だから」「頼まれたから」「迷惑をかけられないから」と、際限なく仕事を引き受けてしまいがちなのです。そしてご自分にできる範囲を超えて、こころや身体のバランスを崩してしまう方が多いのです。



会社はなるべくなら、長く勤務していきたいもの。
ある程度の頑張りは必要ですが、自分の力の範囲を知り、受けられないものはきちんと断ることができるというのも、大切な大人の条件です。もしもあなたが今、他の人の不安を引き受けるほどこころのゆとりが持てないのだとしたら、上手に断るトレーニングのつもりで、相手の不安は相手に返していきましょう。



「だいじょうぶ?」と聞かれた時に、腹がたつ

「だいじょうぶ?」と聞かれて、腹がたったことはありませんか?では、腹がたった時に、あなたのこころの中に生まれた声は何だったでしょう?「聞かないでよ!」「言わないでよ!」ではありませんでしたか?そして言い返してしまって、ケンカになる・・・よくあるパターンですね。

ムカッ! ときたのは、「相手に聞かないで欲しい・言わないで欲しいのに、なぜ言うの?」という気持ちがあったからだと思います。不安や焦り、辛さ・悲しさなど、感情は本来その人のものと書きましたが、実は怒りも同様なのです。相手にも、自分の不安は自分で引き受けてもらうべきですが、自分の怒りも本来は自分で処理するべきものということになります。

ケンカになるのは、お互いが「不安をわかって」と要求しあっているから。こころの距離が近すぎるのが原因です。ムカッ!ときたら、まずはその場を離れること。そして落ち着いてから、「だいじょうぶ?」と聞かれることが、あなたを嫌な気持ちにさせてしまうことを、次の言い方でわかってもらいましょう。



「だいじょうぶ?」と聞かれた時の、上手な返し方

それでは、どんな返し方をしたらいいのでしょうか?どう伝えれば、理解してもらえる言い方になるのでしょうか?気持ちの受け止め プラス 状況 プラス 自分の気持ち、理由。そして最後にどう行動して欲しいのかを述べます。 例えば・・・「心配してくれているとは思うけれど、「だいじょうぶ?」と聞かれると、不安で辛いのにもっと不安になるの。だって、大丈夫と言いたくても言えない状況だから。反対に「だいじょうぶだよ。」と励まして欲しい。」


真剣さが大切です。怒ったり必死に伝えるのではなく、顔を見て、極力短い言葉でしっかりと伝えます。これはマイメッセージという言い方を、アレンジした言い方です。相手の気持ちを否定することなく、行動(言動)を変えてもらう方法です。



自分の感情を、自分で引き受けきれない時は

自分の感情は自分で引き受けるといっても、時にはご自分の気持ちがいっぱいになって、処理できなくなってしまうこともありますね。私たちはいつもいつも、そんなに強くいられるわけではないのだから、あなたが焦りや不安でいっぱいになってしまったら、受け止めてくれる人や「話しを聴くよ!」と言ってくれる人に、ぜひゆっくり聴いてもらってくださいね!常に相手に、ご自分の気持ちを解決してもらうのは依存になってしまいますが、どうしても辛い時にちゃんとヘルプを求められることも、大切な大人の条件です。頑張っているご自分をいたわり、励ましながら、どうぞ賢く就活を乗り切ってくださいね!

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