更年期障害ってよく聞きますが、はたして何時頃からなるのでしょうか。30代でも更年期って聞きますが本当のところはどうなのでしょう。



【更年期障害ってなに?】
更年期障害とは50歳くらいになって卵巣の機能が衰えることによって、体の中の卵胞ホルモン(エストロゲン)が減ることによっておこります。そもそも女性の体の中には 卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲルテロン)という女性ホルモンがあって、妊娠、出産、月経周期をコントロールしています。

そしてこのエストロゲンとプロゲルテロンの分泌量と時期をコントロールしているのが脳下垂体や視床下部と呼ばれる脳の中の一部なのです。加齢に伴い女性ホルモンの量が減ることにより脳の視床下部にある自律神経中枢に影響を及ぼして自律神経失調症を引き起こします。この自律神経失調症状と精神症状が相互に影響し合って更年期障害の症状を複雑にしているのです。



【どんな症状なの?】


代表的な症状

◆ホットフラッシュ(顔ののぼせ、ほてり)、発汗などの症状
ホットフラッシュは閉経女性の40~80%に認められ1~数年間続き長期にわたる場合もあります。しかし、治療を必要とするものは25%とされています。


◆精神症状としての憂うつは閉経女性の役40%に認められています。
最近の調査では日本の更年期女性の特徴としてホットフラッシュより肩こりや憂うつを訴える頻度が高くなっています。



【治療と診断】
更年期障害の疑いがあるときは、専門医の診断を受け、血液ホルモン検査をすることをお勧めします。更年期障害は、卵巣機能がまだ変動している時期にみられるもので、一定の時期が過ぎて卵巣機能が完全に低下し、全身の状態がホルモンの変化に慣れてくれば自然に良くなると考えられています。



治療法には大きく分けて3種類あります。

◆ホルモン補充治療法
ホルモン補充治療法は減少したエストロゲンを補充する療法です。また、子宮を有する場合には、黄体ホルモンを一緒に投与します。保険適用で自己負担も少なく更年期障害の根本的な治療法として最も期待されています。


◆漢方薬による治療
東洋医学から生まれた漢方は、症状の改善に良いといわれています。ホルモン補充治療法が使用できない場合や多彩な更年期障害の訴えを持つ場合には試みられる方法です。


◆抗うつ薬、抗不安薬などによる治療
うつや不安などの精神神経症状が主たる症状の場合やホルモン補充治療法が無効な場合には抗うつ薬や抗不安薬が使用されます。他にも周りの人や専門のカウンセラーによるカウンセリングも効果的と言われています。


更年期障害についてはお分かりいただけましたでしょうか。
次は若い方に起こる更年期障害のような症状について説明します。



【若年性更年期障害】
「あれ、私症状が似ているんだけどまだ30代だから違うのかしら」なんて思った方もいらっしゃるかと思います。若い方のかかる若年性更年期障害とは、加齢による更年期障害とは違い、ストレスや生活環境の乱れにより更年期障害と同様の症状が引き起こされるとされています。様々な原因によってホルモンバランスが乱れ、更年期障害と同じような症状が出るわけです。

プチ更年期と呼ばれていることが多いようです。その場合には規則正しい生活・バランスの良い食事・ストレス解消・運動を心がけてください。ごくまれに40歳以前に閉経する人もいますが、その場合に起こる症状は更年期障害と呼んでも差し支えないと思われます。

しかし20代、30代にあらわれる更年期障害に似た症状は上にあるような生活習慣による自律神経失調症やPMSと呼ばれる月経前症候群、その他の要因が背景にあることがほとんどです。このような場合には自分の生活を見つめなおしてみましょう。いずれにしてもつらい症状が続く、症状が重いなどの場合にはほかの病気が隠れていることも考えられます。その場合には婦人科をきちんと受診しましょう。ずっと付き合っていくご自分の身体です。いたわってあげることが大切ですね。

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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)