子供の頃、歯が抜けたらどうしていましたか?日本では、地域によって異なりますが、上顎の歯が抜けたら床下に投げて、下顎の歯が抜けたら屋根や屋上に向かって投げたかと思います。屋根に投げたり地面に埋めたりする事で“成長がはやくなったり丈夫に歯が生える!“と信じられています。更には、屋根に投げる時には「鬼の歯を変えてください!」、地面に埋める時には「ねずみの歯を変えてください!」と行動や言葉に伝統やルールがあります。

このような風習は日本だけではなく、世界で色々あります。



【韓国ではあの動物に願い!?】
お隣の国韓国では、上顎の歯が抜けると屋根に投げます。日本とは逆です。更に、投げる時に「カササギ(鳥)さん、古い歯を持って行って。その代わりに新しくて健康な歯をください!」とお願いをします。下顎の歯の場合は、家の中にあるアグンイと呼ばれる“かまど“の中に置きます。近頃では、“かまど“などは滅多にありませんので、地面に埋めたりします。




【アメリカではまるでSFストーリー!?】
アメリカでは、上顎・下顎関係なく抜けた歯は全て枕の下や中に置いておきます。その枕で寝ると、妖精がその歯を持って行き、子供達の為に次に生えてくる歯を丈夫にしてくれるようにお願いをし、更にはコインを置いていく物々交換の対価としてくれるという風習があります。子供達にとっては、お小遣いであり、思いがけないプレゼントになるため、とても楽しみにしているという夢のような伝統です。クリスマスの時、 “いい子のところにはサンタクロースが来てくれるよ”という話と同じで、歯磨きをちゃんとしていたか、歯を日頃から大切に思っているか、歯の妖精が確認しにきているのかも知れません。




【中東の国では宗教が関係!?】
中東の国では、歯が抜けると、特別何かをするという風習はありません。アメリカのように妖精にお願いしたり、アジアでは空に向かってお願いしたりする行為が宗教と関係してくると、他の神様や他の偶像に対してお願いをするという習慣が無いため、特に何もしないのです。抜けた歯は大切に保管し、そのままどこかにしまって置きます。とても現実的で少し夢がないように思えますが、イスラム教の方達は常日頃からお祈りを沢山しているので、改まって歯だけにお祈りはしないのかもしれません。




どの国にも共通している事として、歯は体の一部であり、更には“とても大切なので丈夫でいてほしい“という認識や願いは子供の頃からあります。学校や両親から教わった歯にまつわる風習が、ひょっとすると今では形骸化してしまい、”乳歯は抜ける物だから仕方ない。そしてまた永久歯が生えてきたら歯磨きをちゃんと教えればいいや“と思っている為、虫歯になっても痛くならないと歯医者に行かないのかもしれません。ここで大切なのは、子供の頃から歯を大切にする意識と気持ちです。歯間ブラシを使う、食べたら歯をちゃんと磨くという当たり前の習慣を子供の頃から行っていると、乳歯が抜けて永久歯が生えてくる時も、健康な歯茎と歯槽骨があるため永久歯も丈夫になります。きっと妖精やカササギに丈夫な歯をお願いしても、そもそも弱った土台には丈夫な歯は生えてきにくい状況になってしまい、妖精の力を持ってしても”えー、これはちょっと難しいよ“と思われるかも知れません。各国でこのような可愛いお話が有るので、これらの話は小さな頃から歯を大切にする意識付け動機付けにし、一生大切にする歯は子供の頃の乳歯からが基本になっているという事を忘れないでほしいと思います。日本でもマンションに住む方も多くなっている為、屋根がないので、アメリカ方式のように枕の下にお手紙と抜けた歯を置いて、妖精にお願いをしてもいいかもしれません。



この素敵な話も大人になると忘れがちで、お酒飲んで、夜食を食べてそのまま寝たり、いつしか歯の妖精も大人の行為に呆れているのかもしれません。子供の頃の、純粋な気持ちを忘れずに!

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