神経のバランスをつかさどるセロトニンはノルアドレナリンやドーパミンと共に「三大神経伝達物質」の一つです。セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれることもあり、精神の安定、健康を保つために大変重要な働きをしています。現代の生活はセロトニン不足を引き起こしやすく、社会問題にも大きな影響を及ぼしています。セロトニンは老若男女、すべての人に必要な物質です。



◆セロトニンの働き
人間の体はさまざまな物質を出し心と体のバランスを取っています。「セロトニン」とは人間の心のバランスを取るために必要な三大神経伝達物質の中の一つです。セロトニンの役割は神経を高ぶらせるノルアドレナリンや快感を増幅させるドーパミンの働きを抑え、神経のバランスを整えます。

また、セロトニンは血圧や体温、消化などの健康な体を保つためのコントロールにも関与しています。そのためセロトニンが増えれば幸福感が増し、安定した精神状態を保持することが可能です。逆に、セロトニンが不足すると、イライラし、近年深刻な社会問題となっているうつ病や不眠症を引き起こすことも知られています。



◆セロトニンが不足する要因
現代人はセロトニンが不足し、うつ病の患者数や、自殺者、キレやすい若者が増加していると言われています。ではなぜ、現代人にセロトニンが不足しているのでしょう?

それは、現代特有のライフスタイルが原因だと考えられています。たとえばパソコンやテレビ、ゲームを過度に使用すること。また、それに伴って運動不足になること、生活のリズムが崩れることなどがあげられます。特に生活のリズムの狂いは昼夜逆転の生活になりがちです。少し前まで子どもの遊びと言えば、屋外で活発に運動することでした。しかし、最近では不審者に警戒する風潮が高まり、なかなか外で遊べない環境も多いようです。室内にこもり、ゲームで遊ぶ子供が増加し、太陽の下で体を動かす機会も減っているのではないでしょうか。しかし、それこそがセロトニンを減少させ、キレやすい若者を生み出していると指摘されています。子どもだけではありません。パソコンやゲームに没頭し、室内で過ごすことが多くなった現代人。太陽の光を浴びず、不規則な生活を続けてしまっている大人も多いでしょう。



◆セロトニンを増やすには
セロトニンを増やすにはどうしたらいいのでしょう?
規則正しい生活、適切な食事と運動、太陽光を浴びればセロトニンは増加します。朝起きてカーテンを開け、太陽の光を体に取り込み、バランスのとれた朝食を摂ることや適度な運動、睡眠時間の確保はとても大切なことです。セロトニンは体内時計をコントロールにも関与しています。最近寝つきが悪い、イライラするなどの症状があるときには、セロトニンを増やすような生活を心掛け、健康的な生活を取り戻しましょう。

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