昔と違い、今は【わが子をむし歯にならないようにしてあげたい】と考えているママも随分増えました。ママだけでなくパパも昔よりは随分子供の口の中に関心を持ってくれるようになってきたと感じる昨今です。筆者が診療を行っていると、子供の治療の付き添いにパパが来ることは珍しくなく、割合も30から50パーセントくらいです。イクメンが増えたんですね。しかしながら、歯科医院は歯が悪くなったら虫歯の治療をしに行くところだというイメージがまだまだ強く、子供の歯の成長についての疑問を聞きに行ったり、予防の治療を受けにだけ行く方はまだ少ないです。
さて、どのように子供の歯の成長を見守ればいいのでしょうか。歯科分野では、歯の1歳半健診というものが行われていますが、それまでも赤ちゃんの食生活や口腔にたくさんの不安や疑問があるのではないでしょうか。赤ちゃんの口腔ととどのように付き合えばいいのかについてもっと知り、日本も歯と口の健康の先進国を目指したいものです。



【歯はいつ生えてくるの?】
一般的には生後8か月前後に下の前歯が二本生えてくるのが一般的です。しかしながら、ここはかなり個人差があります。4,5か月前後で歯の頭が見え始める子もいれば、一歳近くでようやく生えてくる子もいます。お腹に居た期間も違いますから一喜一憂せず、個人差があることを忘れないでください。歯の1歳半健診に参加することも忘れずに。



【哺乳瓶はいつごろまで使っていていいの?】
哺乳瓶は楽なのでついつい長く使ってしまいがちです。しかし、離乳が進んだ頃にも使い続けたり、中にミルク以外にジュースやスポーツ飲料を入れてだらだら飲ませてしまうとむし歯になる確率がぐんとあがります。離乳がすすんできたらストローやスプーンで水分をあげる練習をして、一歳ころにかけてコップを持ったりコップで飲めるように練習していきましょう。一歳半には自分でコップを持ってのめるようになってきます。



【歯はいつから磨くの?】
歯が生えてきたら歯磨き開始です。といっても最初はまず歯みがきの習慣をつけていくことが大切です。最初はしたの前歯が生えてきますので優しくブラシをあてる練習をします。最初は短い時間から始め、慣れてきたら水を何回かつけて磨くようにします。ぶくぶくぺができるようになってから歯磨き粉は使うので、まだ0歳から1歳にかけては歯磨き粉なしで大丈夫です。
始めは期限のいい時に行い、歯磨きに慣れさせていくことが大切です。一歳ころに向けて定期的に毎食後磨く習慣作りをしていきましょう。とくに夜の間はむし歯になりやすくなります。夜寝る前の歯磨きは必ずしてあげてほしいです。



【歯科医院はいつから行っていいの?】
歯が生え始めたら通院してOKです。え??そんなに早くから?と思われるかもしれませんが決して早すぎるということはないです。歯の予防にフッ素を塗ってくれますし、そのほかにも歯の磨き方を教えてくれたり、顎の成長などみてくれます。治療しにいくのではなく定期的に健診をうける習慣は0歳からはじめるべきです。口移しなどでママの口の中のむし歯菌が子供に移りやすい時期なので、ママも一緒に口腔ケアしにいくとなおいいかと思います。



【卒乳はいつ?】
昔は八か月ころ断乳だと言われていましたが、現在は1歳半ころにかけて卒乳をめざしましょうという感じです。母乳には精神的な安定やおちつく効果が高いとされ、長く母乳育児することが重要視されています。ただし、歯が生えてきて寝おっぱいをしてしまうとむし歯になる確率が非常にたかくなります。歯が生え始めるころまでに寝おっぱい以外に子供を寝かす方法を模索し、寝る前は歯磨きしてあげてください。




ママは子供にとっての一番の歯医者さんです。歯を磨く以外にも常に子供の口の中の変化を見守り、子供のむし歯予防と口のなかの病気にいち早く気づくことが出来る最高の専属医なのです。

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