社会人になると誰にでも一度は、『腹が立つ』、『むかつく!』と思うことがあります。上司から理不尽な理由で叱られたり、意地悪な先輩に小言を言われたり、仕事を押しつけてくる同僚がいたり…。しかし怒りを感じても、ヒステリックに感情を爆発させてしまえば社会人失格。とは言っても、イライラしたままでは仕事にも集中できません。怒りは心の毒です。その毒に苦しめられるのは、相手ではなく自分です。心も体も毒に支配されてしまわないように、仕事中にもできる簡単なリフレッシュ方法を5つご紹介します。



1.深呼吸をする
人間は怒りくるって感情を爆発させているときは、息切れしているように鼓動が早くなり、呼吸が浅くなります。しかし、『怒りを我慢している』状態では無意識のうちに吸う息が短くなり、吐く息が長くなる深い呼吸になります。これは血圧の上昇を抑え、怒りを爆発させないように自分を守ろうとする防御反応。怒りを我慢した数時間後に、頭がボーッとして仕事に集中できなくなったり、憂うつな気分になったり、どっと疲れてしまうことがありますよね。それは精神的な部分はもちろん、深い呼吸で脳にまで酸素が回らなくなるからでもあるといわれています。
怒りを感じたらまず深呼吸をしましょう。外の新鮮な空気を吸えるのが一番いいですが、無理なようなら御手洗いなどでも大丈夫。一人になれる場所で、目を閉じて思いっきり息を吸いこみ、体全体に酸素を行き渡らせましょう。吐くときには、呼吸とともにそのイライラを吐き出すイメージで。呼吸を正常にもどし体全体に呼吸が行き渡ると、それだけで強張っていた体の力が抜けていきます。



2.口角を上げる
自分のデスクでも簡単にできるのが口角を上げること。怒りや悲しみを我慢していると、人間は無意識のうちに口角が「へ」の字になります。これは『我慢していますよ』、『不満がありますよ』という心理的なサイン。泣くのを我慢していたり、欲しかったものが買ってもらえなかった子供もよくやりますよね。
実はこのサインは気分を盛り下げる原因になります。人間の脳は複雑にみえて、単純な部分があります。口角を下げ続けていると、気分がどんどん落ち込んで不機嫌になっていきます。逆に顔が笑っていると脳は楽しいと勘違いして、気分をよくしてくれます。しかし仕事中に一人で笑うのはちょっと問題。そんなときは口角を上にあげましょう。それだけで脳にいい刺激を与えられ、気分をプラスに持っていけます。



3.チョコレートを食べる
気分を安定させ、幸福感を高める働きのある脳内物質のセロトニンは、怒りなどのストレスにさらされると減少します。チョコレートの原料・カカオにはチョコレートの苦みの成分でもある「テオブロミン」という物質が含まれているのですが、このテオブロミンにはセロトニンの働きを助ける作用があります。そのためチョコレートを食べると、心を落ち着かせ、リラックスをもたらす効果が期待できます。またその効果に持続性があるのが特徴です。怒りを感じたら心を落ち着ける薬代わりに、チョコレートを一粒口のなかへ入れましょう。



4.コーヒーの香りでリラックス
コーヒーを淹れたときの、あのふわっとした香りに癒しを感じる方は多いですよね。このコーヒーの香りは、脳医学的な研究からもリラックス効果が高いことがわかっています。ある実験で、コーヒー、レモン油、蒸留水を用いて、リラックスしたときの脳波であるアルファ波を比較すると、コーヒーの香りをかいだときに最もリラックスしていることがわかりました。自分で淹れる、自販機に買いに行く。これらの動作を行うだけで、短時間でも仕事から離れるので休憩もできます。



5.相手とおなじ土俵に立たない
多くの場合、怒りというのは理不尽なことをされたときに生じることがほとんどです。もし自分の失敗で怒られたら、怒りよりも『悲しみ』や『落ち込み』といった感情が生まれますよね。理不尽なことをされて怒りを感じたら、仕事も身に入らず、頭のなかでずっとなんて言い返そうか考えてしまいます。しかしそれはNG。相手のレベルまで下りてきて、おなじ土俵に立つ必要はありません。そんな人のためにあなたの時間もストレスも使うのは勿体ないことです。世の中には、自分の成功を願うよりも、人の失敗を願うのが好きな人もいます。あなたはあなたのまま、堂々と我が道を進みましょう。



仕事で感じる怒りは、その原因を取り除くことが非常に難しいものです。上司と喧嘩をしても会社を辞めるわけにはいかないし、意地悪な先輩の小言も、ノロノロとキーボードを打つ同僚も、言い返したり注意したりすることが出来にくい環境であれば、つらいですが、ただ我慢するしかありません。しかしあなたが悪いわけではないのに、そのストレスから体を壊してしまえば本末転倒。その都度、感じる『怒り』を逃がすためには、自分なりの解決方法を考えておきましょう。それは一つではなくてもいいのです。『好きな人のことを考える』、『今週末はこの雑誌を買って読もう♪』など、自分の楽しみとなることを頭のなかでいっぱいにするなどいくつかの手段を用意して、怒りに負けない体質をつくっていきましょう!

AL001-3doornobu20140830500-thumb-1000xauto-5324[1]

(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)