離乳食が終わり、大人とほぼ同じ食事が食べられるようになると、3歳になったし来年から幼稚園だからいろんな食材にチャレンジしないと!と意気込んでいるママさんも多いでしょうか。でも、この3歳という時期は大人になるまでの食事の中で一番大切な時期なのです。イヤイヤ期と言われる2歳の時期が終わり、言葉もかなり増えてコミュニケーションも取りやすくなってきます。パパやママが食べているものに興味を持つよりも「ぼく(わたし)はそれは食べない」という主張が強くなる時期でもあります。体にいいからと親が思って勧めても、なかなか食べてくれなかったり、お菓子やジュースといった誘惑が多い時期でもあります。では、大切な3歳という時期にパパやママが心がけるのはどのようなことでしょうか。



<なぜ3歳が大切なのか?>
今から10年以上前、「3歳の生活習慣の乱れが子どもの肥満の原因」という研究結果が発表されました。成人病から生活習慣病に名前が変わったことからもわかるように、子どもも糖尿病などの生活習慣病になるのです。「まだまだ大人になるのは先だから、いますぐ病気にはならないわよ」と聞こえてきそうですが、1度作った生活習慣を変えるということは並大抵の努力ではできません。ですので、変えなくても済む生活習慣を作るようにしましょう。また、大人になって運動したりダイエットすればいいから、そんなに心配しなくても、とも思いますよね。でも、ここでキーになってくるのは「脂肪細胞の数」と「脂肪細胞の肥大化」です。乳幼児期は特にこの脂肪細胞の数が増える時期と言われています。他にも妊娠後期や思春期なども同じく数が増える時期ですが、両親がコントロールしてあげられるのがまさに乳幼児期です。この乳幼児期に脂肪細胞の数が異常に増えてしまうと、どんなに大人になって運動してもその数は減らないのです。減るのは脂肪細胞の中の肥大化した部分と言われています。また、脂肪細胞が増えるといわれる乳幼児期ですが、乳児期は母乳やミルク、離乳食などですから、コントロールもしやすいです。ところが、3歳になると食べる量も増え、お菓子やジュースと言った甘い食べ物も覚えてきますよね。そうすると、ご飯の前もお菓子が食べたい、さっきジュースを飲んだけどもう1本飲みたい、また飲みたい、ご飯はいらないとなります。しっかり対策を練りましょう。




<その対策>
いかに3歳から6歳頃までの食事が大切かわかったところで、ではどのようにコントロールしていけばいいのか考えてみましょう。まず、3食をきちんと食べることが大切です。保育園や幼稚園に通っていると、昼は園で食べるのであまり心配いらないですよね。朝ごはんはどうでしょうか。保育園は朝が早いので、歩きながらお菓子を食べさせていませんか。牛乳だけで終わりにしていませんか?働きながら朝起きて子どもに食べさせて着替えさせるのは本当に大変ですが、あと10分、15分だけ早く起きておにぎりを作ってみてください。用意は前日にしておけば朝起きておにぎりを作るだけなので、すぐできます。また、夜ご飯はどうでしょうか。仕事から帰ってきてお腹がすいて子どもが待てないからと菓子パンを食べさせたり、お菓子をあげたりしていませんか。寝る前にもきちんと主食、主菜、副菜を食べさせたいところです。では、間食はどうでしょうか。保育園ではおそらく補食という形で間食が出ているのでスナック菓子やジュースを何杯も飲むことはありませんが、幼稚園から帰ったり、お休みの日はどうでしょうか。思わず「3時だから」とスナック菓子をあげていませんか?おやつの時間はあくまでも補食です。子どもが欲しがると、なかなかなだめるのは大変です。もちろん教科書通りにはいきません。そこで、しつこくジュースやお菓子を欲しがる時は出かけてみませんか?もちろん夜遅くになると難しいですが、外に出て遊び始めてしまうと意外とお菓子のことは忘れてしまうんです。それよりもすべり台やボール遊び、走ったり土で遊ぶ方が楽しくて大人が「そろそろ帰ろう」と言っても「まだ遊ぶ」と断られるほどですよね。欲しがる子どもをコントロールするのはとても難しいので、他の補食で代替できない場合は、場所を変えて気をそらしてみましょう。外に行く効果というのは他にも意味があります。子どもの肥満が問題になると同時に「外遊びの時間の少なさ」が浮き彫りになりました。つまり、口から入るカロリー以上の消費カロリーとはならないのです。消費するカロリーが少なければ少ないほど過剰なカロリーは体に蓄積されます。また、外遊びが将来の大人の運動習慣にも結びつきます。ぜひ食事のコントロールとともに生活習慣も見直してみましょう。




現代は食が豊富な時代です。豊富だからこそ、何を食べるのかという見る視点、選ぶ視点がとても大切になってきます。子どもがその視点を養うためにはもちろん3歳では完成できません。パパやママの視点がすべてなのです。食事はどうですか?睡眠時間はとれていますか?外遊びはしていますか?もう一度家族みんなで見直してみましょう。

cc-library010001975[1]

(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)