離乳食の頃は手づかみで食べたり、一度口に入れてからまた手を入れてと、食事のマナーからはほど遠い毎日が続きます。「子どもに食事マナーなんて必要?」と考えがちですが、実はポイントを押さえてマナーを教えることで食べ物に関する事故も防げることをご存知でしたか?



<窒息事故を防ぐために>
実は乳幼児の事故の中で一番多いのが窒息事故と言われています。もちろんおもちゃなど食べ物とは関係ないものを口にいれて窒息してしまうこともありますが、食べ物が窒息の原因となることもあります。乳児ではなく幼児期になれば大丈夫なような気がしますが、そんなことはないのです。むしろ、「ふざける」という意味では幼児期のほうが怖いのです。では子どもにはどのように教えればいいでしょうか。まずは「口に食べ物を入れたままウロウロ歩かない」ということです。転んで口に入れているものがのどに引っかかってしまうと怖いですね。大切なことは楽しく会話をしながら食べることとふざけて食べることが違うということを教えることです。歩きながら、というのもそうですが、「ながら」にいいことはありません。たとえば、「テレビを見ながら」。大人もそうですが、テレビを見ながら食事をすることで噛むという咀嚼の回数は減り、量もたくさん食べてしまいます。幼児にも同じことが言えるのです。たかがテレビと思いますが、きちんと噛んで飲み込むという行動は幼児にとって「ながら」できることではありません。噛むことで満腹感を味わうこともでき、のどにひっかけることもないとは一石二鳥ですよね。




<窒息の原因となりやすい食べ物とは?>
では、どのような食べ物に気を配ったらいいのでしょうか。ぶどうやプチトマトのような丸いものはのどにつまりそう、と予想ができますよね。また、一時期ニュースにもなりましたが、こんにゃく入りゼリーなども気をつけたい食品です。意外な食品としては、りんごやソーセージです。確かにりんごは一口かじるとちょうどのどにつまりそうな大きさになってしまいますよね。ソーセージも幼児用の小さいものはのどにつまることもあるようです。大切なのはそれらの食品を食べないことではありません。まずはきちんと噛んでから飲み込むという習慣をきちんと作ることです。まだ咀嚼が難しい時期は少し小さめに切ることも方法ですが、食事中に目を離さないということは言うまでもありません。さらに、食べ物を口に入れたままおしゃべりをしないということも大切なマナーです。きちんと咀嚼してから飲み込まないとおしゃべりをしている最中に誤って飲み込んで、のどにつまらせてしまうからです。




<意外な盲点!?窒息事故を招くシチュエーション>
家庭では食事マナーとして気を付けることが事故防止につながることがわかりましたが、実は外出先でも気を付けるシチュエーションがあります。それは移動の電車、バス、車に乗っている時です。公共の乗物に乗るとなると、静かにしてほしくてあめやボーロ、クッキーをあげてしまいたくなりますよね。でも、バスや車など、いつ急ブレーキがかかってもおかしくありません。幼児期になると、ママのお膝ではなく1人で椅子に座りたがります。そうすると、急ブレーキで子どもは簡単に前にぶつかり、口の中に入っている食べ物をのどにつまらせる可能性もあります。静かにしてほしいという気持ちもとってもよくわかりますが、急ブレーキというシチュエーションを頭にいれてみてください。




歩きながら食べない、口に食べ物が入っているままおしゃべりしない、というマナーは大人になっても当たり前のマナーです。小さいからまだいいよ、ではなく、小さいからこそマナーを守って食事をする習慣を作ることが実は事故を防ぐことにもつながります。日常の中で毎日繰り返し行われる食事なので、ついつい目を離したり見逃しがちですが、事故を防止するためではなく、大人になっても恥ずかしくないような食事マナーを身に着けると考えれば意外と心がけることは簡単です。

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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)