どの職種の年収が高い?低い?自分の年収って同世代と比べて高い?低い?はたらいくでは、2014年上半期の求人・会員登録データを基に、100にのぼる職種の平均月収と年収データを調査しました。「あの職種って意外に年収が高い!」など、他の職種データを見てみると面白い結果が出ているかも。

2014年前半、某求人サイトに掲載されている求人の平均年収は298万円という結果になりました。応募者年齢分布では20代から30代前半で54%を占めるなど、比較的若手のユーザーの利用が多く、平均年収調査と比較しても平均的な年収水準と考えられます(国税庁「民間給与実態統計調査」のデータによると20代前半の平均年収は242万円、20代後半の平均年収は335万円となっています)。

2013年から2014年にかけてはアベノミクスの効果もあって好景気が続き、有効求人倍率はリーマン・ショック以降最高水準の推移をしていますので、求人ニーズは高まっています。特に若手人材の採用には大きな影響があり、このまま景気が維持されれば、来年度は更なる年収アップも期待できるかもしれません。

はたらいくに掲載されている求人の平均年収を職種別に見ていくと、最も高い職種は「物流・運輸・設備」「建設・土木・製造」分野で、特に大型トラックのドライバー職は平均年収で390万円を超えています。労働時間が比較的長いという理由もありますが、その他ドライバー職も含めて給与水準が非常に高くなっています。また、同じく建設・土木系の職種では、4職種が100職種中のトップ10にランクインしており、特に工事現場のスタッフや監督職は年収が高くなっています。基本的に夜間業務が多く夏場冬場も屋外での労働が続きますので、全体的に年収が高くなる傾向にあります。

その他、マッサージ・ハリ・灸師や看護師など、資格系の職種の年収もそれぞれ100職種中2位、6位にランクインしています。マッサージ師や鍼師は、1人のスタッフが複数のお客さんを短サイクルで施術する業務内容ですので、事業自体の収益性・利益性が高く、スタッフの給与水準を高くコントロールできる点が、高年収の理由になっています。また、自分の腕や会社次第ではありますが、継続顧客を獲得することで月収・年収をアップさせることも可能という点も高年収に繋がっています。

看護師については、夜勤も多く、立ち仕事も多いため、非常に給与水準が高い職種になります。国家資格保有者でなければならないというハードルの高い職種にも関わらず、産業的に慢性的な看護師不足が大きな問題となっているため、求人ニーズは非常に高まっています。したがって、これからも年収は高い水準が維持されるものとみられます。

特別な資格を必要としないものの、専門性が高い職種としては、「IT・エンジニア」や「編集・クリエイター」がありますが、特に「SE・システムエンジニア」や「プログラマー」などの年収が高い傾向がみられます。これらの職種は、開発工程の中でも全体管理に位置するPM(プロジェクトマネジメント)領域や上流工程を、抑えることができますので、高年収を維持することが可能になります。

また、サービス・飲食業においても、チラシ配布やアミューズメント産業、飲食スタッフなどでは全体的に年収が高くなっていますが、これは頻繁な人材の入れ替わりを背景にした、慢性的な人材不足が要因となっています。長く続ければ、若手人材でも店長への道も開ける可能性がある業種ですので、年収アップも期待することができると言えます。

事務職全般については、どの業界の事務であっても一般事務や営業事務ですと、専門性が低く代替性が高いことから、年収が上がりづらい傾向がありますが、働く時間をコントロールしやすい点が魅力の1つになりますので、求職者の方の環境や考え方によって善し悪しが分かれるかと思います。一方、企画やマーケティング職やアナリスト、リサーチャーなどについては、専門性を発揮できる職種になりますので、全体的に年収が高い傾向がみられます。

全体の年収分布、さらには職種別の傾向をみてきましたが、年収を高く維持するためには、

求人ニーズが高い=成長性の高い産業で求められる職種を選択する

専門性が高く代替性の低い技能や資格を身に着けて職業化していく

利益率の高い事業の中での活躍を目指す

といった選択が重要になってくると考えられます。

当然ですが、それぞれの業界に求められる人物像や資格・スキルは異なります。

看護師であれば国家試験の合格が条件となりますし、営業職であればコミュニケーション能力や機転やセンスを求められます。また、成長性が高い産業は変化も激しいため、変化に適応するだけの応用力や、技術的な探求心も求められます。

また、年収が高いということと、時間的な拘束が表裏一体となっていることもありますので、ご自身の家庭環境や仕事に対する考え方、年齢、体力といったものを総合的に考えながら、どの職に就く事がご自身の希望に沿うか、これまでの経験の棚卸もしながら、考えていくことが重要になるかと思います。


それではいよいよ、気になる職種の平均年収の発表です!


営業・企画営業(個人営業) 307万円 17位100職種中

営業・企画営業(法人営業) 306万円 18位100職種中

セールスエンジニア 305万円 19位100職種中

企画・マーケティング 296万円 26位100職種中

アナリスト・リサーチャー 295万円 28位100職種中

広報・宣伝・販売促進 293万円 31位100職種中

マッサージ・ハリ・灸師 341万円 2位100職種中

看護師・准看護師 326万円 6位100職種中

診療情報管理士・その他医療・福祉 304万円 20位100職種中

イベントスタッフ・キャンペーンスタッフ 289万円 34位100職種中

カーディーラー 283万円 44位100職種中

コンビニ 281万円 45位100職種中

チラシ配布・集金 334万円 4位100職種中

パチンコ・アミューズメント 320万円 10位100職種中

居酒屋キッチンスタッフ 316万円 11位100職種中

SE・システムエンジニア 301万円 24位100職種中

プログラマー 285万円 43位100職種中

ユーザーサポート 280万円 48位100職種中

大型ドライバー 390万円 1位100職種中

ドライバー・ドライバー助手 331万円 5位100職種中

セールスドライバー 315万円 13位100職種中

建築・土木現場監督 338万円 3位100職種中

躯体工事関連 325万円 7位100職種中

設備施工管理・現場監督 323万円 8位100職種中

広告制作 273万円 64位100職種中

グラフィックデザイナー 266万円 69位100職種中

ビデオ・ラジオ・テレビ技術者 264万円 74位100職種中

トリマー・その他有資格職種 278万円 51位100職種中

塾講師 273万円 63位100職種中

栄養士 262万円 80位100職種中


いかがでしたでしょうか。やはり肉体労働は高いですね。あなたの気になる職種はありましたか?





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