中医学の考えの一つとして、心と体の一体感があります。確かに、心の不調は身体に影響を与え、体の不調もまた心に影響します。

緊張し過ぎて熱感や汗をかいたり、心配や悩み事で胃が痛くなったり、ストレス、イライラから肌荒れを起こしたり…という経験をされた方もいらっしゃると思います。
よく考えれば、心も体も一体で私が成り立っているというわけで、切り離すことはできないのは当然ですね。

聞きなれない方も多いと思いますが、中医学では、『五行学説』(ごぎょうがくせつ)という考えがあります。内臓から感情、季節などを五つのグループに分けて考えるという、中医学ならではの考えです。

まず、春。
春のグループは肝。肝はストレスと関係があります。感情は怒りです。
イライラ、怒り過ぎると肝に影響し、逆に肝が不調ですとイライラ、怒りっぽくなります。目も肝のグループ。怒りで目が充血!なんて経験がある方もいらっしゃると思います。

夏のグループは心。感情は喜びです。
喜びっていいことですよね!?でもこちらも度が過ぎると心に悪影響です。よく例えて言われるのが宝くじ。一億円当たってパタリ…なんて経験はほとんどの方はありませんが、喜びも度が過ぎますと危険です。
心は精神をつかさどるといわれていますが、その通り。心ここに在らず、精神不安定になってしまうことも?!

長雨(日本で言う梅雨時、土用)のグループは脾(消化器系)。感情は思い。
思いつめると脾(消化器系)に影響が出ます。思いつめて胃が痛い、食欲不振、下痢、便秘などのトラブルが出る方も。また、日本は島国で海に囲まれていることから、梅雨時期はぐっと高温多湿になります。
この時期は胃がもたれる、胃が痛い、下痢になりやすい、むくみやすいなどのトラブルを抱える方も多いですね。

秋のグループは肺。感情は憂いや悲しみ。
人間も自然の一部。春夏は発散の時期ですので、身体の熱やエネルギー、パワーは外に向かっています。気持ちも外に向かっているのでノビノビ、開放的。

逆に秋冬は溜め込む季節。身体のエネルギーやパワーも溜め込もう、体温を保とうとうちに向かっています。
秋の夜長、読書の秋、と言う様に、秋になると家の中で本を読んで過ごしたり、芸術に興味を持って見たりと静かに過ごしたくなります。
秋になると寂しくなる、悲しくなる、、、と言う方は秋の影響を受けて、エネルギーが内向きになっていることが影響しているのですね。

冬のグループは腎。感情は恐れ、驚きです。
中医学でみる腎は、泌尿器系、成長、繁殖、老化と関係します。歳をとると驚きやすくなる、怖くて失禁するなど、恐れや驚きと腎も関係があります。

この様に何事も度が過ぎた感情は内臓に影響を与え、内臓の不調は感情に影響すると言われているんですよ。
最も良くないのはストレスです。
過度なストレスは様々な感情や内蔵に悪影響を及ぼします。ストレスは万病の元ともいいますので、ご自身の上手なストレス解消法があるといいですね!

さて、この『五行学説』五色の色に分ける事が出来ます。面白いのでご紹介しますね。

まず春は青。旬の春野菜、季節も新緑の季節ですね。爽やかな青がぴったりの季節です。

夏は赤。夏のぎらぎら暑い太陽のイメージと旬のスイカやトマトを思い浮かべます。

長雨は黄色。黄色は中国では皇帝の色とされ、高貴な色です。

秋は白。乾燥が気になる秋は潤いを与えてくれる食材を取りたい季節。白い食材は潤いを与えてくれると言われます。例えば、白ゴマ、白木耳(しろきくらげ)、梨、百合根、レンコンなど。ここでも旬のお野菜が大活躍ですね!

冬は黒。前途で申しました通り、冬のグループには腎。腎は成長、老化などアンチエイジングと関係します。黒い食材はアンチエイジング食材。例えば、黒ゴマ、黒木耳、黒豆、黒砂糖など。

季節と心の変化を感じてみるととても面白いですよ!



66b202f80d34b97d35539aa73b12f564_s

 (女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)