昔は美容と健康の敵だと避けられていた油。しかし近年では、美容効果や健康効果が謳われ空前のオイルブームが到来しています。モデルやセレブも実践しており、雑誌にも多数掲載され、おしゃれや美容に敏感な女子の間で話題沸騰!でも、昔から使われていた油の種類に加えて、ココナッツオイル、アマニ油、エゴマ油、・・・種類が多くなって、なにがなんだか!一体、どの油が良くてどの油が悪いの!?今回は、日頃からよく使う油についてまとめてみたいと思います。

まず、油の種類は大きく2種類に分けられます。「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」です。「飽和脂肪酸」は、常温では固体であることが多く、酸化しにくいという特徴があります。摂りすぎると悪玉コレステロールが増え、脂質異常症や動脈硬化などの生活習慣病に繋がります。
「不飽和脂肪酸」は、常温で液体であることが多く、光や空気、熱によって酸化しやすい性質があります。不飽和脂肪酸はさらに次の3つに分けられます。オメガ3(n-3系)、オメガ6(n-6系)、オメガ9(n-9系)です。この3種類は、同じ不飽和脂肪酸と言っても、それぞれ働きが違います。私たちが日頃食べている油をもとに、その違いもご紹介していきます。


■バター 飽和脂肪酸
料理やお菓子作りによく使われる油で、風味が良く、人気の高い油です。しかし、摂りすぎると悪玉コレステロールが増え、脂質異常症や動脈硬化などの生活習慣病につながるので注意が必要です。

■ココナッツオイル 飽和脂肪酸
飽和脂肪酸の中でも、植物性のため、体内で消化・代謝されやすく、脂肪として蓄積されにくい油です。食用として日常使いする場合は、精製していない「ヴァージンココナッツオイル」を選ぶとよいでしょう。酸化に強い油で、炒め物や揚げ物など加熱調理にも向いています。

□エゴマ油・アマニ油・しそ油・グリーンナッツオイル 不飽和脂肪酸 オメガ3
私たちの体で自然に合成されない油(必須脂肪酸)で、食品から摂る必要があります。血中の中性脂肪や悪玉コレステロールLDLを減らし、善玉コレステロールHDLを増やすことで血管をしなやかにして血流を改善します。また、皮下脂肪の元となる、血中の中性脂肪も減らす働きがあると言われています。その他、炎症を防いだり、ホルモンを整える働きもあります。なんだかいいことずくめですね!ただ、酸化しやすい油のため、加熱調理には向きません。ドレッシングとしてサラダにかけるなど加熱せずに食べると良いでしょう。

◆コーン油・ひまわり油・大豆油・ベニバナ油・グレープシードオイル 不飽和脂肪酸 オメガ6
私たちの体で自然に合成されない油(必須脂肪酸)で、食品から摂る必要があります。悪玉コレステロールLDLを減らしますが、それと同時に善玉コレステロールHDLも減らしてしまう働きがあります。また摂りすぎにより生活習慣病や、アレルギーを悪化させるリスクがあると言われています。この油は、加工食品などにも多く含まれ、日本人が摂りすぎている油とされています。

◇オリーブ油・菜種油(キャノーラ油) 不飽和脂肪酸 オメガ9
善玉コレステロールHDLは減らさず、悪玉コレステロールLDLのみを減らすと言われています。そのため、動脈硬化や高血圧予防に効果的です。酸化しにくいのが特徴で、加熱調理に向いてます。オリーブオイルには、ビタミンEなどが豊富に含まれ、抗酸化力もあります。

◆◇ごま油 不飽和脂肪酸 オメガ6とオメガ9が半分ずつ含まれています。
ビタミンEや、ゴマリグナンという栄養素が含まれており、抗酸化力があります。


〇マーガリン・サラダ油・ショートニング トランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸とは、科学的に精製された油に含まれる脂肪酸のことで、悪玉コレステロールLDLを増やし様々な不調の元となります。家庭での使用だけでなく、市販のパンやクッキー、スナック菓子などにも大量に含まれているので注意が必要です。


このように、一言に油と言っても種類によって体に及ぼす影響が違います。種類によっては、良い作用がいっぱい!こんなに良い作用なら、たくさん食べようと思う方も多いと思います。ですが、どの油も1g9kcalです!作用は違えどカロリーは一緒。そして高いです。いくら良い油だと言っても、やはり食べ過ぎは禁物です!現代の日本人は、食事内容の欧米化や外食・インスタント食品の多用で「飽和脂肪酸」や、「オメガ6」ばかりに偏りがちです。「オメガ9」や「オメガ3」も意識して取り入れ、バランス良く油を摂取したいですね。多くの種類の油、今話題の油も、その特徴を知り、上手に生活に取り入れていきましょう!




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