調剤薬局に処方箋を持っていった際に「ジェネリック医薬品にしますか?」と聞かれることがあると思いますが皆様は、どう答えていますか?


<ジェネリック医薬品>

ジェネリック医薬品とは、最初に研究開発された新薬の特許期間が終了した後に、他の会社が製造・販売する同じ有効成分、治療効果をもつ薬をいいます。国が医療費削減のためジェネリック医薬品を推奨しているためジェネリック医薬品の知名度・使用量も増えています。筆者も患者様にジェネリック医薬品をお勧めするのですが「どうして同じ薬なのに安いの?」と質問されることがありますのでその点についてお話いいたします。


<ジェネリック医薬品が安い訳>

一般的に新薬の開発には、開発期間10〜20年前後の期間を要しその総費用は、200〜300億円以上ともいわれています。その上、新薬開発の成功率は、非常に低くハードルが非常に高いものです。新薬が出来るまでのプロセスは、以下の通りです。

1. 基礎研究 :新薬のもととなる新しい物質の発見と創製に2〜3年
2. 非臨床試験 :新しい物質の有効性、安全性を試験管内実験や動物実験で検討に3〜5年
3. 臨床試験(治験) :ヒトを対象とした有効性、安全性のテストに3〜7年
4. 承認申請と審査:専門機関での専門家による審査、厚生労働省の承認に1〜2年

以上のようなプロセスを経て、新薬誕生となり、製造、販売へと進むことができます。新薬の発売には、新薬の使用方法や安全性情報の伝達、使用後の情報収集にも莫大な費用が必要となります。ジェネリック医薬品は、これらの新薬の研究開発費、販売費を最小限にできるため、価格を安くできるのです。

 

<ジェネリック医薬品の安全性は?>

ジェネリック医薬品の効果や安全性に不安を感じるので使用に抵抗があるという声を聞くことがりますがジェネリック医薬品も厚生労働省の承認を受け、新薬と同等と認められたジェネリック医薬品ですので安心して使用していただけます。


<付加価値ジェネリック医薬品>

最近ではジェネリック医薬品はより進化し付加価値ジェネリックの研究が進んでいます 。付加価値ジェネリックとは、新薬により工夫を重ね改良し付加価値を施したものです。 例えば以下に挙げるような付加価値があります。

1.飲みやすく改良

・大きくて服用しにくい錠剤やカプセルを小さな錠剤に改良
・苦味くて飲みにくい薬を飲みやすい味の層で包み飲みやすく改良
・水で服用する薬を口腔内崩壊錠にして水なしで飲めるように改良

2.使いやすさ、管理のしやすさ

・光による安定性が悪い薬をフィルムコーティングで劣化しないよう改良
・冷蔵庫での保存が必要なものを室温保存可能に改良

3.医療過誤防止

・薬の取り違えなどが起こらないよう、包装を工夫

これ以外にもいろいろな点が改良された付加価値ジェネリックがあります。新薬の特許は約20年と長く、その間に薬の製造技術は進歩しますから特許終了後に製造されるジェネリック医薬品は、新薬をより改善した製剤となっているもが多くあり、製剤としては優れていると言えます。ぜひ、ジェネリック医薬品を積極的に試してみてはいかがでしょうか?




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