先日、フランスの法律で大規模スーパーにおいて、期限切れにより残った食品の廃棄を禁止する法律が決まりました。フランスでは年間1人当たり20~30kgを廃棄しているそうです。フランスではその廃棄量を2025年までに半分にしようと目標を掲げたようです。では、日本ではどうでしょうか。年間の廃棄量やその量を減らすための試み、また私たち1人1人が家庭でできること、などについて注目してみましょう。


<日本での食品廃棄ってどうなっているの?>

日本では年間500~800万トンの食べ物が捨てられています。あまりにも数字が大きすぎてピンと来ないですよね。1人あたり、1日あたりで計算すると、毎日おにぎりを1~2個捨てている計算になるそうです。「あーもったいない!」と思いますよね。この廃棄されている食べ物の内訳は、スーパーなどでの売れ残り、賞味期限切れ、食べ残しなどと言われています。食品メーカーやスーパー、レストランなどでの廃棄が300~400万トン、家庭での廃棄が200~400万トンとされています。もちろん、レストランで食べられる以上に注文しないというのも大切ですが、スーパーなどでは個人がどうすることもできない廃棄になります。では、1人1人ができる食品廃棄対策とはどのようなことでしょうか。


<家庭でできる食品廃棄の対策>

私も何度もしてしまいますが、冷蔵庫にあったのにまた同じものを買ってしまった、「あー!もうないと思ったのに~」と野菜庫に白菜が2つ、ほうれん草が2つ。みなさんもあるあると納得してもらえると思います。もちろん2つあっても使い切ればOKなので、食品廃棄にはつながりません。ところが、1つ使っているうちにもう1つが腐ってしまった、これもまたあるあると納得してしまうと思います。また、あると分かっていても「今日だけ、こんなに安い!」と買い過ぎてしまうこともよくあります。

まずは冷蔵庫に入れる食材はすべて使い切れるように買物をすることを心掛けましょう。せっかく安く買っても腐らせて捨ててしまうのでは意味がないですよね。また、「可食部」という言葉を聞いたことがありますか。主に野菜や果物などで使われている言葉で、例えばりんごは皮をむいたら皮はごみになりますが、皮も食べればごみにはならないですよね。このように食べられる部分を可食部、といい、食材の総重量に対してごみとして捨ててしまう重量を計算して出したのが廃棄率と言われる数字です。この廃棄率をいかに少なくするかは調理する人の腕にかかっています。

例えば、なす。へたの部分はとげがあって食べられないので廃棄しますが、へたの部分をまっすぐに包丁で落としますか。実はへたを下にしてへたの先に向かって鉛筆を下ズルように表面のへたの部分だけそぎ落とせば廃棄率は下がり、可食部の重量が増えます。また玉ねぎも同じようにへたを落とす場合にまっすぐ切ってしまうとごみの部分が増えますが、1/2に切って断面をまな板につけ、へたの部分を三角形に切り込みを入れ落とすだけでへたを最小限に切り取ることができます。

次に、買ってきた惣菜類などについても、消費期限と賞味期限を正しく理解できていますか。まだ食べられるのに捨ててしまうのは、食品廃棄という点ではもったいないですよね。見分け方は単純です。消費期限は「安全かどうか」、賞味期限は「おいしいかどうか」ということなのです。もちろんこれらの期限というのは開封前の状態で、という意味なので、開封した場合はなるべく早く食べるようにしましょう。


家庭でもできることが意外と多いと思いませんか。もちろん1人がちょっとやったって、と思うのは仕方ありませんが、そのちょっとのことが広がって「当たり前」になるだけで日本の食品廃棄は前進できます。フランスでの法律の話を始めにしましたが、イギリスでも同じような動きがあるようです。

食品廃棄という問題は世界で動き出しています。海外に旅行に行くと、食べきれない場合はテイクアウト用の容器をくれることがあります。日本人の感覚では「それって…」と思うかもしれませんが、これからはどんどん持って帰りましょう。その前に、食べきれるだけの注文をすることも大切ですね。




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