日本は昔から結婚制度をとってきた国です。でも、最近の離婚率の増加に伴い、事実婚という形態をとるカップルが増えてきました。理由としては「嫡出子と非嫡出子の差がなくなった」「結婚のメリットが見当たらない」「離婚する可能性があるなら最初から結婚しない」などがあるようですが、結婚制度のある日本での事実婚はどんな感じなのでしょうか?


【事実婚のメリットは手続きが簡単!ということ】

結婚するといろんな書類の書き換えが面倒ですよね。職場や役場に提出する書類、パスポートやクレジットカードなど、いろんなものを書き換える必要が出てきます。それが面倒だと思う人に取って事実婚は願ったりかなったりですね。ただ一緒にいればそれでOK。それが事実婚です。


【苗字が変わらないというのが一番のポイント!】

事実婚で一番大きなメリットは苗字が変わらないことでしょうか。特に一人っ子が多い現代の日本ではお互いが家の跡取りであるケースが増えてきていて、必要に迫られて事実婚を選択していることもあります。また、自分の名字を変えることに抵抗のある人も増え、お互いが苗字を変えたくないという意見を尊重した結果の事実婚もあるようです。その他、苗字が変わらないということは離婚しても周囲に知られにくい、離婚のハードルが下がるという面もあるため、離婚率が高くなっている日本で受け入れられつつあるのかもしれません。


【離婚しやすいのはメリットの反面デメリットにもなる】

変な相手につかまってしまったとき、すぐ離婚できるのはメリットです。けれど、離婚のハードルが下がったことにより、お互いを生涯のパートナーと認識しづらい傾向になります。つまりお互いが恋愛関係のまま、ということですね。結婚した夫婦に比べ、お互いの意見のすり合わせが上手に出ないカップルは多いようです。


【税金や相続では損をすることも】

事実婚では携帯電話の割引や厚生年金の扶養者になることは可能です。離婚時に年金を分割してもらうことも認められています。けれどやはり書類上は他人。財産分与するためには贈与税をかけられてしまいますし相続控除や所得税の配偶者控除は対象外です。また、もし配偶者が突然死してしまった場合、遺産が全く入らず、一文無しで放り出される危険性もあります。子供がいればその子供に相続が来るでしょうが、いない場合は配偶者のご両親との話し合いで決まることになります。が、相続控除がないため、他人が贈与してもらうという形になるケースがほとんど。遺言書があればスムーズにいくんですけどね。


【世間の目に耐えられるか?】

事実婚はまだまだ世間的に認められていません。「籍は入れないの?」「なんで苗字変わらないの?」「お二人ってどういう関係?」そんな話が振られることもあるでしょう。なんども同じ話をされてうんざり!と思うかもしれませんが、事実婚をするということはそういう部分も覚悟しておかなければなりません。また、子供に関しても同じことです。事実婚の場合は子どもと片方の親の名字が異なるのですから、子供がどう感じるかという問題が出てきます。大きくなってくると周囲もその不自然さを指摘するようになるでしょう。自分たちが適切な説明をすることが出来ればいいのですがそうでない場合、子供の心を傷つける結果になることもあります。

また、非嫡出児を良しとしない風潮はいまだに残っていますので、子供が大きくなって結婚しようとしたときに、それがネックとなり破談することもあり得ます。その時になって相手方に文句を言っても何も変わりません。自分が選んだ道で子供に不自由をさせる可能性があることhが覚悟しておくべきなのですから。事実婚はメリットもありますが、まだまだ認められていない部分が大きいです。それに伴う代償を受け入れる覚悟がないとうまくいかないことが出てくるでしょう。事実婚を考えている人は様々な側面から見てくださいね。




wedding-322034_960_720

(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)