近年、オリーブオイルやココナッツオイルといった健康に良いとされる油から、バター・マーガリン・ラード・ショートニングといった体に悪いトランス脂肪酸を含むものまで、気をつける女性が増えてきました。しかし、油を完全に抜くことは決していいことばかりではございません。様々な種類の油を正しく理解し生活に活かす方法と、体の中に存在する油の役割についてお伝えいたします。


【飽和脂肪酸】

バター・マーガリン・ラード・牛脂・生クリーム・パーム油・ショートニング・ヤシ油・ココナッツオイルに多く含まれるのが飽和脂肪酸です。常温で固まりやすく、酸化しにくいため劣化しにくい特徴があります。人の体でも合成できるので、多く摂りすぎると心疾患、肥満、糖尿病を招く可能性があります。マーガリンやショートニングには、食用油の加工によって生じたトランス脂肪酸が健康障害を引き起こす危険性があります。飽和脂肪酸は、悪い印象が強いのですがココナッツオイル例外で、ココナッツオイルの70%が中鎖脂肪酸または短鎖脂肪酸で体の中で分解がされやすく、すぐにエネルギーとして消費され、蓄積した脂肪の分解を促進する理由からも注目されています。


【不飽和脂肪酸】

青魚・うなぎ・オリーブ油・ゴマ油・グレープシード油・くるみ・ひまわり油・シソ油・亜麻仁油に多く含まれているのが不飽和脂肪酸です。常温では液体で、酸化しやすいため劣化しやすいのが特徴です。そのため、使用する際の油の品質が大切になってきます。人の体では合成できない油を必須脂肪酸と呼び、摂取することを推奨しています。動脈硬化や高血圧の予防、アトピーを改善、アレルギー症状を緩和、記憶力や学習能力を高める、視力機能を改善が言われています。しかし、近年アレルギー症状を持つ方に、リノール酸の摂取量が影響しているため注意が必要です。


【体に関係する油たち】

2種類の油は、体の中で中性脂肪と呼ばれるエネルギー貯蔵体へと変化します。それがコレステロール、レシチン、リポタンパク質などの材料になります。コレステロールと聞くとあまり良いイメージを持っていらっしゃらない方が多いと思いますが、コレステロールは女性ホルモンなどのホルモンを作る材料になるのです。レシチンは、神経に関係する物質を作る役割があります。リポタンパク質は全体にエネルギー貯蔵体を行き渡らせる働きがあります。


【上手な油の摂り方】

飽和脂肪酸に関しては、体でも合成できるのであまり多く摂りすぎないこと、トランス脂肪酸に注意することが大切です。不飽和脂肪酸に関しては、リノール酸とαリノレン酸の比率に注意してみてください。リノール酸の影響を減らすためには、αリノレン酸とリノール酸の摂取割合を1:2にすることが望ましいとされています。それにも関わらず、この摂取割合が、食品やお菓子によるリノール酸の過剰摂取により現代人は1:20ぐらいになっています。そして、油の品質にこだわること、油も肉や魚と同じ生鮮食品と考えて、健康のことを考えて使用するのであれば、未精製のバージンオイルまたは、エキストラバージンオイルを選びましょう。そして、食品に含まれる油の割合についても知るようにしましょう。

油は、体にいい働きもあることを知っていただき、うまく油と付き合ってみてくださいね。




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