朝日新聞出版が発行する週刊『AERA』2016年5月30日号では、「共働きをラクにする方法」と題した大特集の中で、「殺意を招くNGワード」というタイトルの、共働きの夫婦が決して言ってはならない一言についての記事をジャーナリストの小林美希さんが執筆されています。筆者の場合は「夫婦ともお勤め人」というのとはちょっと違ったのですが夫婦ともに生活のために働いているという点では「共働き」を長年つづけてきております。なのでこの企画記事、わがことのように頷ける話しばっかりで大変勉強になりました。記事に出てくる共働き夫婦のNGワードを例にあげながら、共働き夫婦がよりよい仲となるためのOKワードとはどのようなものか。考えてみたいと思います。


【夫に「そんな仕事やめちゃえば」は禁句。男性にはプライドがあり、これを言ってしまったらマズいです。】

記事に出てくるNGワードで真っ先に筆者の目を引いたもの。共働きの妻から夫に「そんな仕事やめちゃえば」は禁句です。仮に夫の勤める会社がいわゆるブラック企業で過労死に至りかねないような長時間労働を強要するような会社だとしても、旦那さまは仕事自体には誇りを持って携わっているわけですから、「そんな会社で働くのはやめた方がいいんじゃない?」のように表現を言い替えるべきです。

また、夫が自営業などで朝から晩まで働いてるわりには売上が思ったほど伸びず収入がもう一つ少ないといった場合でも、旦那さまは自分のライフワークとしてその商売をやっているのですから、「取り扱い商品について一度見直ししてみたら? 売上が伸びるかもよ」みたいに、夫の商売が上向くための提案をするような言い方で話すべきです。女子から見ればつまらないことかもしれませんが男子にはプライドがあり、それをズタズタに潰すことは共働き夫婦にとって何らメリットのあることではありません。OKワードに言い替えましょう。


【妻に「俺の給料が減ってもいいの?」は禁句。だれもそんなことを望んでいるわけではない。】

次に目を引いたNGワードは、夫から妻に「俺の給料が減ってもいいのかよ?」です。朝起きたら子どもが高熱を出していてこれでは保育園は休まざるをえない。妻か夫かどちらかが勤めを休まざるをえないのだけれど、夫が最初から「俺は無理だよ。俺の給料が減ってもいいのかよ?」と言うことは禁句です。絶対に言ってはなりません。誰も夫の給料が下がることなど望んでいるわけがないのです。それなのに脅迫まがいに「俺は無理」を主張するのは、あってはならないNG行為と言えます。

この場合、「俺が会社休んでみててもいいけど、今日のプレゼン俺がいなくても平気か○○くんに訊いてみるからちょっとまってね」のように、妻と夫は人間として対等な関係なのだからどちらも休むことが可能かどうかの努力を先ずはしてみるという気持ちを忘れてはなりません。これは「OKワード」というよりは人としての優しさ・思いやりの問題ですね。


【夫から妻に「お茶持ってきて」「疲れた」は論外。昭和の亭主関白ですか?】

記事ではまた“昭和の亭主関白”を思わせるような夫から妻へのNGワードが紹介されており、その一つが「お茶持ってきて」。これは理屈うんぬんよりも感覚的にもうアウト。昭和の亭主関白がそれはそれでよいもののように感じる人などほとんど存在しません。また、夫から妻に「疲れた」と言うのもいかにも昭和チックなNGです。奥さまだって旦那さま以上に疲れているのです。「お茶、入れようか?」や「疲れたよね。お互いに」のように、ちょっと気をくばった言い方に替えるだけで、NGワードは一瞬のうちにOKワードに変わります。それもこれも、貴女に、貴男に、ほんの一握りの思いやりが有るか無いか次第なのですけれどね。



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