不妊で悩む女性に追い打ちをかけるのはいつだって周囲の声。「畑が悪いからだ」「子供が出来ないのは全部女のせいだ」そんな声に傷つく女性はとても多いのです。そこにもし、「生理不順」や「過去の中絶」など思い当たることがあれば原因は自分!と思い込むのも無理はないかもしれません。また、本当に妊娠しにくいという診断結果が出ることもあります。

そうなると、周囲の言葉をまともに受けてしまい、「悪いのは自分。自分のせいで子供が出来ないんだ」とますます追い詰められていくのです。そうやって傷ついた女性たちは躍起になって「絶対子供を産むぞ」とばかりに不妊治療に精を出しますが、いつまでたっても効果が出ないことも。もし、男性側にも原因があった場合、それまでの治療は無駄なものになります。そうなったら治療に使った時間とお金はもったいないですよね。妊娠しないな~と思ったら「自分が悪いんだ…」と落ち込まずに、男性側も調べるようにしましょう。


【精子の妊娠させる能力が極端に低い男性たち】

たとえ、女性に十分な妊娠能力があったとしても、男性側の妊娠させる力が少なければ妊娠は難しいです。「ちゃんと射精できてるから精子に問題なんてない」ていうバカは今すぐ不妊について調べましょう。精液と精子は違います。精液が出ていても、その中にある精子が少なかったり動きが悪かったりすると意味がありません。これは、目に見えるものではなく、検査をしないと分からないので、検査をするまで無理かどうかの素人判断はできないのです。

過去に別の女性を妊娠させたことがある!と言う男性だって、今はどうかわかりません。なんの異常もない男性だって年を取ればその分精子の状態は悪くなりますので、もともと精子に異常がある男性ならもっと状態は悪くなって当然でしょう。精子の数が少ない乏欠精子症、精子の動きが悪い精子無力症、どちらも体外受精などを行えば子供を持てる可能性はある異常です。しかし女性と同じで年を取れば取っただけ状態が悪くなっていきます。なので、早めの治療開始が望ましいと思います。


【精子がない男性もいる】

先ほど書いたように、精子に異常があるかどうかは見てわかるものではありません。検査をしなければわからないのです。その検査で『精子が全くない』と診断される男性がいます。これは無精子症と言って、妊娠させる能力が0である異常です。この場合、どんな女性が相手であっても妊娠に至ることはないでしょう。女性で言えば卵管がないのと同じですから。そしてこの無精子症は少なくない症状なのです。女性を責め続けていたら実は原因は自分だった…なんて男性は意外と身近にいるものですよ。


【カンタンにできる男性不妊検査】

女性の場合、不妊検査は敷居が高い時があります。さっと診察してすぐにわかる原因ならいいのですが数か月にわたって観察しないといけないこともありますよね。対して男性不妊の検査は一回っきり。とにかく精子を取って顕微鏡で覗くだけですから。婦人科で行うのが恥ずかしければ泌尿器科でも行えますし、結果も割と早く出ますので、どっちが原因?と悶々とするより、さっさと結果を出してしまった方が楽だと思いますよ。


【男性不妊の原因はイロイロ】

男性不妊の原因はイロイロです。生まれつきの場合もあれば、大きくなってからの高熱が原因の時もあります。年齢が上がることはもちろん、酒やたばこ、肥満、ストレスなども精子に悪影響を与えます。何らかの原因で精巣の温度を上げてしまい不妊になることだってありますから、どんな男性も油断はできません。不妊カップルの半数は男性不妊だともいわれていますし、なかなか妊娠しないなあ、という場合は両方を調べてみるべきです。

不妊治療はカップルで協力するもの。どっちが原因か?なんて関係ありません。二人の問題としてとらえることが大切ですよ。




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