節約の基本として「自炊をする」ということがよくあげられていますが、自炊をすることは本当に節約につながっているのでしょうか。ここで少し考えてみたいと思います。


◆自炊を始めるには初期投資がかかる

今まで外食ばかりの生活をしていた方が自炊をし始めようと思った場合には、まず調味料や調理道具が必要です。人によっては、冷蔵庫から購入が必要な場合もありますから、そうした場合にはかなりの出費になるでしょう。また、すべて百円均一でそろえたとしても、ボウルひとつ、菜箸ひとつからすべてそろえなければなりませんし、包丁などは少し高くても切れ味が良いものが良いでしょう。調理器具の他に、キッチンペーパーやラップ、アルミホイルなどの消耗品が必要になる場合もあります。日持ちはしますし、一回の調理で使うのは少量ですが、調味料を一通りそろえるのも意外と大変なものです。


◆材料費は想像以上にかかる

自炊をするためには、材料を買ってこなければなりませんが、これも意外と高くつきます。一食分でしたらさして高額にはならないかもしれませんが、材料を一食分という単位で購入することはなかなか難しいためです。三日から一週間分の材料として食材を購入する必要がありますから、想像したよりも出費が高くついたな、と感じるかもしれません。


◆使いきれない材料は捨てるしかない

一回の調理に使う分量以上の材料を購入してしまうと、数日のうちに食材を腐らせてしまう可能性があります。夕飯の残りをお弁当にするようであればまだ良いのですが、「夕飯の分しか自炊しない」となると、食材を使い切るのが難しくなってきます。できるだけスープや煮物など、ありものを消費できるようなメニューがレパートリーになければ、多くの材料を捨てなければならない事態にもなりかねません。食材をダメにしてしまったら、次に料理をする際には食材を買いなおさなければなりません。すると、当然自炊をしたとしても捨てる分の材料費がかさみ、出費を抑える効果は期待できません。


◆調理をする時間に他のことができるか

調理をするのに時間がかかるのはもちろん、メニューを考えたり、食材を購入したりすることにも時間がかかります。時間はお金と同等、あるいはそれ以上に大切なものです。自炊をする時間を他のことに利用できるとすれば、それは節約できる金額以上に価値のあることかもしれません。もしそれでも「節約をしたいから自炊をする」というのであれば、自炊する時間を副業に回すことで、節約できる金額以上の収入が得られるかもしれません。また、本業の仕事に活きるようなスキルや知識を磨くことで、本業の給料がアップする可能性も見込めます。


◆「料理」というスキルを身に着ければ役に立つ?

「お金を節約する」という観点で考えると、ひとり暮らしで自炊をすることは、それほど魅力ばかりがあるものでもありません。ですが、自炊を続けることにより料理の技術が上がります。それにより、友人を招いたり、恋人に手料理をふるまったりする際に役に立つ可能性はあります。料理教室に通うとそれだけお金がかかりますから、節約しながら料理のスキルを磨くということでしたら、自炊をする価値は大きいでしょう。


節約の代表格のようにいわれる「自炊」ですが、必ずしも良いことばかりではありません。ですが、経験として自炊をする価値はありますし、うまくすれば節約にもなりますから、自炊を取り入れられる生活スタイルであれば、取り入れてみるのも良いでしょう。「女性は家で家事をするもの」という時代ではありませんが、彼女の手料理がうれしくない男性はいないでしょうから、あまり「節約のため」と躍起にならずに、自炊ができると良いですね。




cooking-1013455_960_720

(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)