エアコンをつけっぱなしで寝たら、なんだか朝起きて体がだるい……なんていう経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。眠りにつくときには快適な設定温度のはずなのに、そのまま眠ってしまうと、起きたときに体がだるいなんて、ちょっと不思議な感じがしますよね。かといって、冷房を止めて眠ると、寝苦しくてなかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めてしまったりしますよね。それではエアコンによる朝のだるさはなくても、疲れが取れずにつらい日中を過ごすことになってしまいます。

そこで、エアコンによる朝のだるさの原因と暑い夏を乗りきるための眠り方をご紹介します。


◆エアコンをつけっぱなしで眠るとどうして体がだるいの?

エアコンをつけっぱなしで寝てしまったときに体のだるさを感じるのは、どうやら人間の体温調整機能がかかわっているようです。

人間の体温は、暑いときには汗をかくなどをして、常に一定に保たれています。ですが、常に外気が快適と感じる一定の温度に保たれていると、夏でも汗をかくことなく体から熱が奪われて行ってしまいます。すると身体は、体温が下がりすぎないように毛細血管を収縮させて血流量を減少させたり、汗をかいてそれが冷えて体温が下がるということを自動で防いでくれています。ですが、外に出ると暑く、毛細血管が急激に拡張したり、汗腺が開いたりします。こうした極端な温度差を何度も繰り返していると、自律神経に障害がでてしまい、身体に不調が出始めてしまうのです。

睡眠中のエアコンについても、このように本来持っている体温調整機能の動きを妨げてしまい、不調につながります。また、睡眠中の人の身体は、体温を下げて様々な機能を休ませようとしますが、エアコンが効いた室内の睡眠では、体温が下がる上に冷気にさらされることになります。これも、自律神経の障害につながってしまいます。


◆エアコンをつけたままでも快適に起きるためには?

睡眠中に体が冷えてしまうのは良くありません。かといって、寝苦しくて起きてしまうほどに暑い室温になってしまっては、結局疲れが取れませんよね。睡眠中のエアコンの設定温度は、27度~28度程度が良いと言われています。ただし、最適なエアコンの設定温度は、部屋の広さや構造などによっても変わりますし、個人差もありますから、一概には言えません。感覚として、通常起きているときには「ちょっと暑いかな?」と思うくらいの室温に設定すると良いようです。また、入眠3時間だけエアコンをつけておくなどと決めて、寝入ってしまってからは起きているときよりも室温が少し上がるようにすることで、快適な目覚めにつながるようです。

扇風機を併用するのも効果的です。ただし扇風機を利用するときには、一晩中風に当たることがないように使用しましょう。首ふりの機能を利用してわざと体から風が外れる時間を作ったり、「リズム風」など風が吹いたりやんだりするような機能があれば、利用するようにしましょう。一晩中身体に風が当たっていると、寝ている間にかいた汗が冷えて、必要以上に体が冷えることになってしまいますので、注意してください。


◆さいごに

快適な室温になっていると、気づいたら眠ってしまい、起きたら体がだるい、なんてことになる方も多いのではないでしょうか。また、夏にエアコンをガンガンにかけて布団をかぶって眠ると、なんだか贅沢をしている気持ちになるかもしれません。ですが、そうして眠っても疲れが取れていないどころか、エアコンのせいで身体を壊してしまっています。これでは元も子もないですね。

エアコンは部屋の空気を冷やして、熱帯夜を過ごしやすくしてくれる便利なものです。上手に使って、快適な生活を送れるようにしましょう。


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