「妊娠線」という言葉を聞いたことがありますか。耳にしたことはあっても、実際に見たことやどこどのようにできるものなのかを説明できる人は少ないかもしれません。今妊娠中の人も、妊活中の人、将来妊娠を考えている人にとっても知っていて損はない情報です。ぜひ妊娠線の仕組みとその予防法、治療法について知識を得ておきましょう。


◆そもそも妊娠線とは?

「線状皮膚萎縮症」という病名もついていますが、日本では通称「妊娠線」と呼ばれ、海外では「Stretch marks」(ストレッチマーク)と言われています。妊娠中以外にも成長期や肥満によりできると言われています。その仕組みとは、皮膚が急激に引っ張られることによります。と言っても、皮膚は1つではなく、表皮、真皮、皮下組織からできていて表皮、つまり一番体の外側にある部分は引っ張られても伸びることができます。ところが、真皮と皮下組織は伸びることができないため、亀裂が生じます。表面的には赤紫色の線ができます。赤身は次第に消えていきますが、妊娠線は線の状態で残ってしまいます。では体のどこの部分にできやすいのでしょうか。腹部、特に妊娠中は後期になるにつれ見にくくなる下腹部や乳房、太もも、お尻などと言われています。妊娠線ができやすいタイプの人は経産婦、双子を妊娠しているママ、体が小柄でお腹が前に出ている人と言われています。もちろんこれらのできやすいタイプに該当しなくても妊娠線ができないというわけではありません。では、妊娠線は予防、治療が可能なのでしょうか。


◆予防、治療はできるの?

妊娠線のやっかいなところは、1度できてしまうと治療できない、つまり消すことができないということです。出産して体形がもとに戻ったとしても、妊娠線が目立たないことはあっても消すことはできません。では、予防をしてできないようにすれば、妊娠線がないまま出産後の体形に戻すことができます。その予防は

①体重コントロールと急激なサイズアップの防止
妊娠線の仕組みを見てわかるように、皮膚が急激に引っ張られることが妊娠線の原因の1つです。そのため、体重が急激に増えないように、バランスを考えた食生活を送ることが大切です。妊娠中はつわりが収まると食欲が出てきてしまいます。その食欲をコントロールすることはとても難しいのですが、ぜひ妊娠線予防のため、安産のためにがんばりましょう。

②肌ケアに力を入れる
カサカサの肌とうるおいのある肌、どちらの方が妊娠線ができやすいか、一目瞭然ですよね。今はいろいろなブランドから妊娠線予防クリームが出ています。そのタイプもクリームやオイルなどいろいろ出ていますが、どのクリーム、オイルを選ぶのかは毎日使うのもなので、自分が扱いやすいものを選ぶといいでしょう。そして、どこのブランドのものを選んだとしても大切なポイントが2つあります。1つはクリームをたっぷりと使うこと。もったいないと思うのであれば、手が届く範囲の価格のものにしましょう。惜しむようなものではなく、たっぷりと使うことが大切なので、安いものでも構いません。もう1つは毎日続けることです。妊娠線ができないから大丈夫かな、と勝手に判断することで次の日にできてしまった、ということもあります。ぜひ肌ケアにはこの2点を忘れずに行うようにしましょう。


◆クリーム以外の予防法とは?

実は他にも妊娠線の予防法があります。1つはきちんと湯船につかって体を温めることです。血行がよくなるという意味もありますが、しっかり温まったところに保湿クリームを塗ることで浸透がよくなります。また、妊娠帯やガードルなども有効です。大きくなってきたお腹を支えることで皮膚が余計に伸びることをおさえることができます。真夏の妊婦さんはただでさえ暑いのに、したくないなと思うかもしれませんが、夏用の薄いタイプもありますので是非検討してみてください。最後に仮に妊娠線ができてしまっても、ケアをやめないということも大切です。「あーせっかくケアしてたし、気を付けていたのにもういいや」と言いたくなってしまうところですが、ケアを続けることで妊娠線を最小限に抑えることもできます。ぜひ諦めずに出産までケアを続けていきましょう。


◆さいごに

妊娠線ができてしまうともう消すことはできない、そう初めて知った人も多いかもしれません。出産後、子供と一緒にプールや海に行くこともあります。せっかく体形が戻ったのであれば、かわいい水着を着たいですよね。そんな時に妊娠線があったらテンションが上がらなくても無理はありません。ぜひケアをすることを習慣にして、無理なく楽しいマタニティライフを送りましょう。

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