女性向け週刊誌最大手の『女性セブン』2015年12月17日号は、去る11月30日に多臓器不全で93歳で亡くなった漫画家の水木しげるさんが生前にまとめていた『幸福の七か条』を掲載しました。

その中身たるや筆者たち男子はもとより、女子のみなさんに是非とも噛みしめていただきたい宝石のような言葉ばかりです。
戦争で米軍の爆弾により左手を失っても部隊でただ一人だけ生きて日本に帰り、東京の調布市に居を定めて40歳を過ぎるまで妻の布枝さんと赤貧の生活に耐えながらついに『ゲゲゲの鬼太郎』という大ヒットを飛ばした水木さん。

その、「下手にお金があると邪心が生まれる。見えない力が逃げていく」といった独特の人生観・職業観が、まるでわたしたちへの遺言のようにキラキラと輝きながら迫ってきます。

ここに、『女性セブン』の当該の号よりその全文を引用してご紹介させていただきますので女子のみなさん、よろしかったら座右の銘にしてください。


【第一条】成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

水木さんは先ず一発目から、わたしたちが常に持っている「勘違い」をガツンと叩きます。「受験戦争でライバルに勝ちたい」、「株式投資に成功してお金を儲けたい」、「選挙に当選して一般大衆が手の届かない栄誉を手に入れたい」。
このように成功・栄誉・他者を打ち負かし勝利すること等を目的にものごとを行うことを戒めています。結果的に成功することと、成功することを自己目的として人生を送ることとは違うと言っているのです。


【第二条】しないではいられないことをし続けなさい。

誰にでも、それをしないではいられないことがあるはずです。「歌わずにはいられない」、「踊らずにはいられない」、「書かずにはいられない」、「観察せずにはいられない」。
水木さんは、そういった「しないではいられないことをし続ける」ことこそが幸福にたどり着く道だと言っています。


【第三条】他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

簡単に言えば、他人がどう生きているかはどうでもよい。気にする価値すらない、ということです。これは女子のみなさん以上に男子が気をつけなければいけないことかもしれません。
「あいつは大きい会社の課長になったらしい」だとか、「あの人は年収が自分の倍もあるようだ」のように、つまらないことで他人と自分を比較するような生き方は今すぐやめた方がいいということです。そうでなく、自分は「楽しいからこれをしているのだ」という一点を追及するべきだと言うのです。


【第四条】「好き」の力を信じる。

人生が終盤にさしかかってきたとき、「あなたはどうしてこの仕事をやってきたのですか?」と人から訊かれて、「野球が好きだから」、「漫画が好きだから」、「自動車が好きだから」、「歌が好きだから」と答えられる人は幸福だ、ということです。
また、いわゆる“サラリーマン”は女子であれ男子であれ60歳くらいの年齢を迎えた時に一旦リタイアを強いられますが、「好き」の力だけで続けてきた仕事は水木さんのように90歳を過ぎて続けていても誰も止めないどころか、世の中から必要とされることがほとんどなのです。


【第五条】才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

全七か条中、これが最も重要な項目です。そう、才能と収入はまるっきり別物なのです。血のにじむような努力をしても、収入に結びつかない人生というのはいくらでもあるのです。努力に相応しい収入がついてくるという人生は、はっきり言って「運が良かった」だけです。
また世の中には、子どもの頃からほとんど努力などしなくたって多額の収入がついてくる人もいます。だから、「こんなに努力したのに……」と憤るばかりの人生は、やめましょう。好きで好きで仕方ないから努力する。それでいいではありませんか。


【第六条】怠け者になりなさい。


ある意味で第五条を逆説的に表現したものとも言うことができるでしょう。必ずしも努力イコール収入ではない現実の人生の中で、努力もしないのにお金を持ってる人をうらやむよりは、怠ける。運のない人間には怠ける権利くらいはあるのだと開き直ること。これも幸福にたどり着くための重要な要素だと言うのです。


【第七条】目に見えない世界を信じる。


『ゲゲゲの鬼太郎』の大ヒットで売れっ子漫画家になってからも水木さんは「この世には見えない力があって、それに引っ張られて生きていけばいいんだ」と知人に漏らしていたそうです。またその日常の暮らしは質素で、調布という自然に恵まれ野性の生き物が今でも生き生きと生息する環境とその神秘性を愛し、精神面の充足を何よりも大切にしていたといいます。


女子のみなさん、参考になりましたでしょうか。このコラムをお読みいただいたあとで水木さんの作品を読んでいただくと、「なるほど」と思われることがきっとおありかと思います。
わたしたちに素敵過ぎる「遺言」を残してくださった水木しげるさんに、合掌……。

<参考:『女性セブン』2015年12月17日号>

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鬼太郎


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