「汗をかいて痩せよう!」という言葉をよく聞きますね。でも、汗っかきの人が痩せているとは限りません。しかし、実際に運動をして汗をたくさんかいた後や、岩盤浴やサウナで汗をかいた後は、体重が減少しています。汗をかくことにダイエット効果はあるのでしょうか?ないのでしょうか?

【汗とダイエットの関係】
実は、発汗作用とダイエットは、余り関係が無いのです。ぽっちゃりさんが汗っかきなのは、体脂肪が熱を吸収してため込んでいるために、常に体温が高温状態になっているので、汗をかきやすいだけなのです。汗をかく=脂肪燃焼ではないのです。

◆汗には脂肪燃焼効果はないがデトックス効果がある
人は体温を下げるために汗をかいているに過ぎないのです。岩盤浴やサウナで大量の汗をかいた後に体重計に乗ると体重が減少しているのは、体内の汗の分だけ体重が減少したに過ぎないのです。だから、すぐに体重は元に戻ってしまいます。
但し、汗をかくとデトックス効果があります。身体の中の老廃物を汗と一緒に排出してしまうと、身体の内臓機能がアップするので、基礎代謝が上がり脂肪燃焼効果がアップするといわれています。汗をかくことはダイエット効果に無関係ではないようですね。だったら「暑い夏になると人は痩せるのか?」という疑問が生じますね。そんなことはないということを誰もが知っています。では、汗の秘密をもう少し探ってみましょう。

【ダイエットに効果的な汗をかくには?】
汗には、良い汗と悪い汗があります。良い汗とは無味無臭で、サラサラしています。一方、悪い汗とはベトベトした臭い汗で、蒸発しにくい汗です。

良い汗、 悪い汗の秘密
汗の原料は、実は血液なのです。人の皮膚にある汗腺は、全身で200万~500万もあるそうです。この汗腺に毛細血管から血液がときこまれ、水分以外の血液成分(ミネラルや鉄・ナトリウム等)は血管に再度吸収され、戻されます。この汗腺から毛細血管への再吸収がスムーズに行われないと、ミネラル等の身体に必要な成分まで体外に汗として放出されてしまいます。この水分以外の余分な成分が含まれている汗をベタベタの悪い汗となります。
この悪い汗に含まれる水分以外の成分は、皮膚についた菌の餌となって、菌が繁殖しますので、これが匂いのもととなるのです。また、ミネラル等、本来身体に必要な成分が放出されますので、身体が栄養不足となってあらゆる体調不良を引き起こします。さらに、悪い汗は大粒でダラダラ・ベトベトしているので、蒸発しにくい性質があります。
本来、汗は蒸発する際に身体の熱を奪い、体温を下げる効果があります。しかし、悪い汗のように蒸発せずに身体に残るのでは、汗の役割を果たさず、身体が臭くなるだけとなります。これでは汗は扶養の産物となってしまいます。しかし、多くの女性は、デスクワークにがんばるあまり、エアコン生活が日常化しています。良い汗をかくことはできるのでしょうか?

“暑熱順化”は痩せる
日常的にエアコンで快適な体温状況でいると、汗をかきにくくなって、体温が下がりにくくなりますが、扇風機や自然の風邪で生活に改善すると、簡単に身体が熱さに対応して汗で体温調節がうまくできるようになります。このように体温調節を上手くできる状態を“暑熱順化”といいます。暑熱順化状態の身体は、発汗が活発で、皮膚血流量が上がります。汗に含まれる塩分濃度が低下し、汗はサラサラになり蒸発しやすくなり、汗をかいても汗臭くなりにくい体質となります。血流量が上がることで代謝が上がり、デトックス効果がアップします。その結果、良い汗をかくとダイエット効果が高いのです。
ちなみに、すぐに汗臭くなって、Tシャツもびっしょりになって、「私は悪い汗を大量にかいているわ」と思っている人が多いと思います。これは、脇の下やお腹等、汗腺が集中している汗をかいたことが目立つ場所に部分的に汗をかいているだけで、汗びっしょり感になっているだけなのです。暑熱順化で全身からサラサラした良い汗をかいている人とは、実は汗の量は比べ物になりません。
ちなみに、毎日会社でデスクワークをしている、暑熱順化の生活に改善するのは難しいと思った方々は、ご安心ください。1日中暑熱順化していなくても良いのです。毎日数時間でも暑熱順化でいましょう。家に帰ったらエアコンを扇風機に替えた生活をする、或いは、1日1回は、数時間でも汗びっしょりになる、で十分です。岩盤浴やサウナ効果を一層アップするためにも、1日数時間の暑熱順化生活をしましょう。

【デトックスと代謝の関係】
汗はデトックス効果を促し、間接的にダイエット効果があることがわかりました。デトックスは体内の基礎代謝を上げる効果があるとのこと。そこで、デトックスと代謝の関係を探ってみましょう。代謝には、生きていくために臓器を動かす基礎代謝、仕事や勉強・運動等の日常的な活動によってエネルギーを消費する活動代謝、食事を摂取するためのエネルギーを消費する食事誘導性熱代謝の3つがあります。この中で一番カロリー消費が高いのは、基礎代謝で、全体の60~70%に及びます。活動代謝は20~30%、食事誘導性熱代謝は10%前後です。
だから、基礎代謝を上げるとダイエット効果が高いといわれているのです。
デトックス効果によって基礎代謝が上がるのは、老廃物が体外に排出されると内臓が元気になるからです。老廃物が体外に排出されないと、身体中に毒素が回って、内臓機能が弱まり、脂肪をためやすくなり、太りやすい体質となります。さらに、胃腸の働きも低下して、食べ物が十分に消化されないまま大腸まで運ばれ、腸内環境が悪化、便秘になって、古い便が腐って毒素が排出され、その毒素が血管に入り込んで体内に循環し、内臓機能低という悪循環が始まってしまいます。

いかがでしたか。基礎代謝を上げるためには、身体に老廃物をためないことが重要だということがわかりましたね。デトックスで内臓を元気にし、基礎代謝を上げることで、エネルギー消費が高くなりますので、ダイエット効果も上がるのです。サラサラ汗をたくさんかいてデトックスして、痩せ体質になりましょう!

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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)