色彩心理学、学べば学ぶほど奥深いです。今日では、「カラーセラピー」というオシャレな言葉で、少し一般的に表面上は表に少し出ていますが。それは本当に氷山の一角というか、ほんと基本的な可愛らしい部分だけなのであります。

一歩踏み込んだモノになると、もはやそこはかなりマニアックな分野なので、資料を探すのは結構大変ですが。そもそも、色彩への反応を心理分析しようという人口が少ないのでしょうかね。こんなに日常に直結しているのに。まあ、色彩に興味をもつ人たちというのは、私やゲーテと同じように自分が直接色々体験して得た知識を持つ人。もしくは、繊細で敏感な感性を持つ人が多いように思います。実際、私の周りにも、色に敏感な人、色彩心理などに興味を持つ人は、何か人より敏感で、霊的能力の高い人が多いです。感受性が強いとも言えますね。だから、結構怪しいので、ここにはあまりそこまで書く気はないけれど、シュタイナーの世界とかはもう、かなりマニアックに霊的世界に直結していきます。

色彩の研究には大きな二つの流れがあって、それはニュートンの「光学/光の反射、屈折、回折、及び色に関する論述」で論じられたプリズム実験による色の物理学的側面を中心に扱ったものと、そのニュートンの色彩論への批判という形で展開されたゲーテの「色彩論」における色彩体験の主観的な体験の現象学があります。


その二つの流れを端緒として、その両者に欠けているという「色覚の生理学」についてドールトンの色覚異常研究やヤング-ヘルモホルツの三色節、ヘーリングの反対色説などが紹介されたりしていますが、大きくはニュートンとゲーテに色彩論の方向性は大別できるものと思われます。


シュタイナーの色彩論の方向性は、最初に述べたようにゲーテの色彩論の流れにあります。シュタイナーはゲーテのニュートン批判のようにニュートンの色彩論を批判しているが、そのすべてが肯定すべき見解であるとはいえません。しかし、基本的にニュートンの「光学」の延長線上にある現在の色彩の考え方、つまり、色というものは光が目に入り、それで生じた神経作用が大脳に伝えられたときにはじめて生じる感覚であって、自然界にはさまざまな色の感覚を生じさせる波長の光があるだけであるという考え方に対する根本的なアンチテーゼとしては、注目に値するのはないでしょうか。


 「色彩の秘密」に収められた「霊的諸存在と虹」の章では、シュタイナーはニュートンの色彩論が信仰箇条となっていったことなどについて次のように語っています。シュタイナーの神秘学的な言葉使いに戸惑われる向きもあるだろうが、シュタイナーのいうような「人々は、一方では物理学者のいうことを聞き、他方では絵画を見ます。しかし、その両者を統合しようとは思いません。画家は。この両者を統合しなければなりません。」という言葉にみられるように、ゲーテ的な色彩論を採用しそこに見られる自然への理解のために、ニュートン的な意味でのあまりにわかりやすい科学的信仰から目を覚ます必要があるのではないだろうか。
たとえば、そうした「科学的信仰」では、空がなぜ青いのか、朝焼けや夕焼けの意味についても、おそろしく複雑かつ陳腐な説明しか可能でなくなる。結局、その波長の光がある、としかいえないのである。これでは、自然の神秘はまるで解明できないのは当然なのです。

 

ニュートンの色彩論からは、霊的世界についてなにも知ることができません。


 ゲーテのように霊的世界から刺激を受けた人はニュートンの色彩論に対して、真正な色彩論を打ち立てて、ニュートンに恥辱を与えました。今日では、ニュートンの色彩論を承認しない者は愚か者だと物理学者がいます。けれども、ゲーテの時代にあっては、ただゲーテひとりがこのような反論をしたのではありません。外部にむかって発言したのはゲーテひとりでしたが、十八世紀にいたるまで、識者はいかに色彩は霊的なものから流れ出るかをはっきりと知っていました。空気は光の影です。光が生じると、ある条件下に影が生じます。色彩が存在 し、その色彩が空気要素のなかで作用し、空気中にきらめくように飛び散ると 空気要素のなかにある別の要素が生じます。ある条件の下で、圧力によって逆流が生じるように、色彩から液体状、水状の要素が生じるのです。光の影が空気であるように、水は色彩の反映なのです。

 

理解しがたいことかもしれませんが、一度、色彩の真の意味を把握しようとしてみてください。たとえば赤というのは、なにか攻撃的な色です。赤の前を走り去ろうとすると、赤は人を突き返します。青紫にむかって走ると、青紫はわたしたちから逃げ去り、ますます遠くなっていきます。色彩のなかになにかが生きているのです。色彩は一個の世界です。心を込めて色彩を体験すると、 感動せずにはいられません。そのように魂は、色彩世界のなかで自己を感じるのです。


と、まあ、今回はちょっとマニアックな話をしてみました。



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