「高野山」での宿坊体験というとハードルが高そうなイメージですが、実は誰でも体験することが出来るのです。

歴史の時間に勉強した名刹です。かの弘法大師空海が開いたというとイメージがより一層広がるでしょうか。高野山金剛峰寺は、高野山全体がお寺です。一歩高野山に足を踏み入れると気持ちも引き締まります。日帰りで体験してみるのも良いですが、せっかくなので宿坊に泊まってみてはいかがでしょうか。


「高野山」の歴史

平成27年高野山は弘法大師空海の手で道場が開かれてから1200年目を迎えました。高野山は、平安時代のはじめに弘法大師によって、開かれた日本仏教の聖地です。「金剛峯寺」という名称は、お大師さまが『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)』というお経より名付けられたと伝えられています。東西60m、南北約70mの主殿(本坊)をはじめとした様々な建物を備え境内総坪数48,295坪の広大さと優雅さを有しています。

弘法大師が都遥かに都を離れ、しかも約1000mの高峰であるこの高野山を発見されたことには古くから伝えられる物語があります。
それは、弘法大師が2カ年の入唐留学を終え、唐の明州の浜より帰国の途につかれようとしていた時、伽藍建立の地を示し給えと念じ、持っていた三鈷(さんこ)を投げられた。
その三鈷は空中を飛行して現在の壇上伽藍の建つ壇上に落ちていたという。

弘法大師はこの三鈷を求め、今の大和の宇智郡に入られた時そこで異様な姿をした一人の猟師にあった。
手に弓と矢を持ち黒と白の二匹の犬を連れていた。弘法大師はその犬に導かれ、紀の川を渡り嶮しい山中に入ると、そこでまた一人の女性に出会い「わたしはこの山の主です。あなたに協力致しましょう」と語られ、さらに山中深くに進んでいくと、そこに忽然と幽邃な大地があった。

そして、そこの1本の松の木に明州の浜から投げた三鈷がかかっているのを見つけこの地こそ真言密教にふさわしい地であると判断しこの山を開くことを決意されました。


「高野山金剛峰寺」を巡る

山全体がお寺である高野山金剛峰寺は、歴史や自然にあふれ、素晴らしい景観です。たくさんの見どころがありますので、参拝の際にはどのように回るのかあれこれ考えてみるのも良いでしょう。

1、大門
2、壇上伽藍
3、中門
4、金堂
5、登天の松と杓子の芝
6、六角経蔵
7、御社
8、山王院
9、西塔
10、孔雀堂
11、逆差しの藤
12、准胝堂
13、御影堂
14、三鈷の松
15、根本大塔
16、対面桜
17、大塔の金・高野四郎
18、愛染堂
19、不動堂
20、勧学院
21、蓮池
22、大会堂
23、三昧堂
24、東塔
25、智泉廊
26、蛇腹路
27、六時の鐘
28、高野山霊宝館
29、高野山大師教会
30、女人堂
31、徳川家霊台
32、刈萱堂
33、奥之院
34、燈籠堂
35、弘法大師御廊
36、領徳殿


「高野山」で体験する

本題が遅くなってしまいましたが、その高野山において実際に様々な体験をすることが出来ます。
高野山の中にある宿坊寺院に泊まって体験後、精進料理を頂いて一晩過ごし、翌朝は本堂での早朝勤行に参加するとより心洗われる気持ちになれるのではないのでしょうか。


「阿字観体験」 参加費1,000円

一般非公開の阿字観道場において“阿字観”を体験することが出来ます。“阿字観”とは、真言宗における呼吸法・瞑想法です。初めてでも僧侶が丁寧に指導してくださるので安心して参加できます。


「授戒」 入壇料 500円

仏さまの示された戒めの教え(戒)を阿闍梨さまから直接授かり法話を頂く儀式です。ここで授かる十箇条の戒めを「菩薩十善戒」と呼びます。かの慈雲尊者(じうんそんじゃ)も仏教修行の一番平易で身近な実践として、たくさんの民衆へこの戒めを護持するようにすすめられました。その戒は、いずれも現代の人々にこそ思い出してもらいたい規範であり、このような戒めをすべての人々が心がければ、素晴らしい社会の実現に大きく近づきます。そういった「仏の心の在り方」を説くのが「戒」の教えです。


「写経」 写経の御奉納料 1,000円

お大師さまは『般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)』という著作の中で、般若心経について「大般若菩薩の偉大な真髄である真言の悟りについて教えている。文章全体は一枚の紙を満たす程もなく、行数にすればたった14行にすぎない。簡単でも要領を得ておりその内容は深い」と讃歎されています。このお経の一字一句に心をこめてお写経に取り組んではいかがでしょうか。


「華道高野山」

弘法大師が天長9年(832年)に萬燈萬華会(まんどうまんげえ)と呼ばれる儀式を奉修されてより以来、年月を重ねて掌を合わせる心と、その手でいけられる花があります。その花は高野山の儀式とともに洗練されていきました。その道を華道高野山と称します。華道の初心者から経験者までまた、他流派で学んでいる人まで入会し、学ぶことが出来ます。

(出典:高野山ホームページ http://www.koyasan.or.jp/


宿坊体験をしてみるときっといつもと違った気持になり、心洗われる気持ちになるに違いありません。1年の終わりに行って全てを洗い流すのもよし、1年の始まりに気持ちを引き締めるもよしです。一度体験してみると何かが変わるかもしれません。


戒名の会

高野山


(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)