地方創生という言葉がメディアで踊るようになってからもう随分と時間が経ちましたが、いっこうに地方が活性化する気配はありません。それどころか筆者の周りには「もう実家がある地方の町で暮らすのは無理」と言って東京に出て来て、不安定な非正規の職しかないにもかかわらず「それでも干渉はされないし何かしら仕事があるので田舎には戻れない」とおっしゃる20代・30代の若い女子が大勢いらっしゃいます。

ただそんな中で、地方には数は少ないですがその地域にしかないモノを斬新な発想で機能展開して多くのヒット商品を世に送り出しているユニークな会社も存在します。筆者の目で見る限りそういった会社に共通するのは「郷土の民は世代を超えてみな平等」という意識で、この意識がある地方企業は正社員と非正社員との間に心の通い合いがまるでない東京の大企業なんかよりも堅調に業績を上げているところも少なくありません。


●お金ではなく「つながる豊かさ」。今住んでいる地域にある子供達につないで行きたい「大切なもの」

新潟県の長岡市にFARM8という会社があります。従業員が数えるほどしかいない小さな会社です。
この会社、こんな小さな規模であるにもかかわらず、次々にヒット商品をプロデュースすることで知られており、社長さんの哲学が“お金ではなく「つながる豊かさ」”今住んでいる地域にある子供達につないで行きたい「大切なもの」”という、現代の新自由主義的な考え方とは真逆を行くものなのです。

その根底に垣間見られるのは“郷土・新潟で共に生きる民は身分も世代もなくみな平等”的な思想であり、地元の名士のセンセイに媚びへつらって利益を誘導してもらうことばかり考えていたこれまでの地方企業のありかたとは180度違うと言ってもかまわないでしょう。



●新潟といえば「日本酒」「コシヒカリ」「小国和紙」。これらを子供達の時代でも使える形に生まれ変わらせる

たとえば“新潟”と言った時すぐに思い浮かぶ地場産業に「日本酒」、「コシヒカリ」、「小国和紙」などといったものがありますよね。でもこれらの名産品たち、このまま放っておいたのでは子供達、孫達の時代には存在しているかどうか分かりません。

若い人達はもう日本酒をあまり飲みませんし、女性を中心に“米離れ”の傾向は深刻です。和紙は産業や芸術の分野に一定の需要があるとはいえ一般の生活者にとって身近なものとは言えません。いずれも放っておいたらどうなるか分からない“絶滅危惧種”のようなものであると言うことができるのです。


その“絶滅危惧種”を、FARM8は生まれ変わらせます。このような感じです。



1    日本酒を作る時には蒸した米と米麹を発酵させ“もろみ”を作って絞る。その“もろみ”を絞った際に残った酒粕は食物繊維、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、葉酸などが豊富に含まれた最高レベルの美容健康食材だが、酒粕そのものの状態では酒粕臭く食べて美味しいわけではないので調理をする手間がネックで一般の女性たちに普及してこなかった。

FARM8はその酒粕をバターやマーがリーンやジャムに代わる『ホンノリカスカナ酒粕クリーム』に生まれ変わらせて発売。

8
26
練乳味クリームチーズ味ジンジャーシロップ味の3種類をビン入りにしていずれも参考価格540円で用意。酒粕が酒粕クリームという形で生き残れば日本酒という絶滅危惧文化そのものを子供達につなげる可能性が出てきたのです。(参考:http://www.sake-kasu.jp/)、(参考:http://www.sake-kasu.jp/blog/2016/01/15/000355)



2    やはり新潟県が誇るお米の「コシヒカリ」。ただこれも、女性や若者の米離れは深刻で「日常ほとんどお米は食べません」という人もけっして珍しくはなくなった昨今。筆者などは日本のお米を食べていなければ生きていけない米好きですが、一般的には日本の米農業も絶滅危惧種の一つと言えます。

FARM8の『COSHI-BROWN(コシ-ブラウン)』は新潟県産コシヒカリだけを使って開発した玄米珈琲。

IMG_7774
10
焙煎玄米とライスミルクの融合で飲みやすく、カフェインフリーでデトックス効果・美容効果も期待できる“飲むコシヒカリ”を実現。『COSHI-BROWN』を飲むことが習慣となって、コシヒカリという日本の米文化が存続する。そんな夢を実現させてくれそうな発明です。(参考:http://farm8.jp/produce/coshi-brown)



3    今から100年前には1000戸を超える和紙業者がいた新潟県ですが、今では約10戸しかありません。一部の人達の間で認められていても大衆の日常生活にさほど関係のないものは、やはり減少の一途をたどる運命にあります。FARM8は新潟県長岡市」に江戸時代以前から伝わる手漉きの“小国和紙”の伝統と、1枚の和紙を切らずに折るだけでいろいろな小物・道具を作る“折り紙”の伝統を融合。

柿渋を表面に塗布することでずっと使える耐久性を実現した和紙×折り紙カードケース『オリンモ』を発売。

51e5f99f26e5e9ba9975
c8d349bb04c0fb0a3f9d_460x460

庶民の日常生活に密着した形で「和紙」と「折り紙」という伝統文化が子供達・孫達につながって行く可能性を提案しているのです。(参考:http://farm8.jp/produce/washi-origami)



●地域プロデュースのカギを握る“お金ではなく「つながる豊かさ」”という哲学

どうでしょう。今回ご紹介したのは地方の一・零細企業の取り組みについての話しでしたが、これらのプロデュース品、いずれも発売以来堅調に売れており商業的にも結果が出ているのです。
これは、「物」が売れているのでしょうか? 筆者はそうではないと思っています。「物」の深層にある「愛する人に伝えたい気持ち」が売れているのだと思うのです。


東京の大企業では、正社員という「第一の国民」が「第二の国民」である非正社員に対し冷たくあたる毎日です。もちろんそんな正社員の人ばかりではありませんが、かなりの正社員がそうならなければ我が身を守れないと感じさせてしまう世の中の風潮があるのです。

小さな一・地方企業がうったえる“お金ではなく「つながる豊かさ」”という哲学。郷土の子供達がみんな平等に郷土の“よいもの”を受け継いで行けるようにとの願い。地方創生や地域プロデュースといったものの成否のカギは、そこにあるのではないでしょうか。



●さいごに

今回ご紹介した商品は『FARM8 たんぽぽモール店』にて販売中です!
気になった方は下の画像をクリックして詳細をチェックしてみてくださいね♪




(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)