今どき女子の理想の結婚相手像は「三低」男子であると言われています。三低すなわち低姿勢、低依存、低リスク。女性にたいして威張らず普通に家事にもたずさわるのが低姿勢。自分の身の周りのことが自分ででき、無駄に女性を束縛しないのが低依存。そしてリストラされるおそれが出来るだけ少ない、公務員や医師などの職業に就いていることが低リスク。だ、そうです。

「それはそうだけど、それでは希望なさすぎじゃないですかね」

筆者のエッセイやコラムによくコメントを送ってくださるアラサー女子から何日か前にそんな内容のメールが届いていました。なんでも彼女が思うには、「二低一高」こそがこれからの時代の理想の結婚相手男子像だというのです。

【二低一高とは低姿勢、低依存、高人格、だそうです】

「低リスクはたしかに大事かもしれないけれど、公務員や医師でなければ結婚相手として見ないというのではあまりにも制約条件がキツすぎるし、三菱自動車や東芝の例を見たってそこの正社員なら絶対安泰なんて会社はもう今の日本にはない。その意味で“低リスク”は、求めすぎてもキリがない条件だと思う。」
そう、アラサー女子は言うのです。

「で、低リスクの代わりに入れたい条件が“高人格”。紳士的で人の話しをよく聴き、けっして“キレる”ことがない。自分の考えはしっかり持っているけれど、自分の主義信条や価値観・美意識を他人に押しつけない。女性の自由を奪わない。これが“高人格”で、高人格の人は自然と低リスクにもつながると思います」
う~ん。アラサー女子の分析、実に鋭いなあ。

【言われてみれば、今の時代モテている男性は“高人格”の人が目立つ】

そう言われてみると、今の時代、モテている男性としてすぐに思い浮かぶ福山雅治さんとかディーン・フジオカさんとか阿部寛さんとかは、たしかにみなさん“イケメン”でもあるけれど、それにもまして“高人格”だと思うのですね。人の悪口を言わないし、ウケ狙いのパフォーマンスをしない。人格が高いことが、おのずと低リスクにつながっているようなところがみなさん、ある。

これってもしかして、アメリカ合衆国の某保守系政党の大統領候補に象徴されるように、富も地位も名声もあるような人の“低人格”化に歯止めがかからない世界的な潮流の中で、取るに足らない民間人や一市民の中にこそ、高潔で高人格な男性はいるんだぞという庶民の側からの魂の声ではないかという気がしないでもないのです

【男子は二低一高が理想。ならば女子は如何に?】

こうして考えると筆者の友人のアラサー女子が言うような男子の場合は二低一高が理想の結婚相手像だという説には頷くことができます。では、女子はどうでしょうか。男子が思い描く、結婚相手として理想的な女子像というものも、以前とはずいぶん変わってきているのではないでしょうか。

筆者よりも年上の、いわゆる団塊の世代の男性たちをみていると、彼らが理想と感じている奥さん像、お嫁さん像というのは、可愛らしくて夫のことを立て、料理や掃除・洗濯などの家事が上手に出来る女性であるようにみえます。

今は違うのではないでしょうか。男性でも自分の立場や自分の仕事が一生安泰だなどと信じられる幸せな人はもうほとんどいませんから、まずは「働いてくれる女性」。それから、正社員の男性であれば長時間労働でぐったり疲れた自分を「癒してくれる女性」。非正社員の男性であれば安い賃金でギリギリの生活をつづける自分の「可能性を理解し、励ましてくれる女性」。

こういった感じが、現代のわが国の未婚男子たちにとっての理想の奥さん像なのかもしれません。仕事有り、癒し有り、理解有りの“三有”女子とでも申しましょうか。まあ、なかなか難しいとは思いますが……。



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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)