お独り様という言葉が、最近では定着しつつありますが、何故ここまで現代の結婚適齢期が大きく変わってきているのでしょうか。
「一人の方が気楽だし、一人の方が何かと楽しい」という考えを持っている若者と、「やっぱり一人は寂しいよ?」結婚して子供を産むことが当たり前としていたお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんの世代の人たちとの明らかな違いが、あるように感じます。

今回は、お独り様が楽でいいという考えの根本的な部分を考えていきたいと思います。

【20代~30代の独身の男女が、独りの方がいいと思っている理由】

♦恋愛は疲れるモノ、お金も時間も相手に合わせたり費やしたりしないといけないから

人との交友関係には、時間とお金というのは必ず必要なモノでもあります。
お金は大きい・小さいに問わず、遊びに行こう!となれば多少の出費は致し方ないものです。
そして時間は一緒の時を共有するのですから、相手と自分の丁度いい距離を考えていかなければなりません。
それらのことは、人と人がお付き合いするために必要な二つで、お金をかけずとも時間は絶対必要なものです。
ですが、現代の若者は、時間もお金も使うのに、なぜ人に合わせたり、顔色を窺ったり、頑張らなければならないのか?という根本的な部分に疑問を持っているのです。
それなら一人の方が、時間を自由に使えるし、行きたい所には気の合う友人を誘っていけばいいし、お金もどうせ使うのなら自分の為に使いたい、という考えが先行してしまうのでしょう。

♦「心からの安心」が存在しないものだと思い込んでいる

三組に一組は離婚をしているという現実に、頭を悩ませているのは大人だけではありません。
そんな不確かな現実を背負っている大人たちを見て、若者たちは「絶対なる安心は、この世に存在はしない」という考えが無意識のうちにも頭に刷り込まれているのかもしれません。
結婚とは、他人と他人が、契約の元夫婦となることです。
その契約こそが、軽んじている世の中だからこそ、そんなものの為に責任を持つ理由が何処にあるのだろう?と思ってしまうのでしょう。
「最近の若者は、責任感がない」という言葉を大人たちは発しますが、最も大切な自分の言葉や行動の責任を疎かにして、社会という世界の責任だけに目を向けている大人たちがいる限り、現代の若者たちの責任という言葉の重さが軽く聞こえてしまうのかもしれません。

♦一人も楽しいけど、二人ならもっと楽しいという感覚の麻痺

一人でも十分楽しいけど、好きな人と二人の方がもっと楽しい!この気持ちは、きっと自分よりも好きな人の楽しそうな顔を見る事で幸せを感じることが出来る人の言葉です。
そういった感情は、持ちなさいと言われてもつものでもないし、まして、持たなければいけないものでもありません。
ですが、自分よりも大切にしたいと思える相手に巡り合えた時に、人は必ずと言っていいほど、こういった感情を心で感じるのです。
だけど現代の若者は、先ほども書きましたが、なぜわざわざ大切な時間やお金を自分以外に費やさないといけないのか?という考えを持っている以上、このような相手の喜ぶ顔が自分の幸せにイコール繋がらないのでしょう。
自分の心でさえコントロールしづらい世の中で育ってきたのですから、人のためにと言う考えが乏しいのは仕方のない事なのかもしれません。
二人でいると、要らない気も使わなければならない、だから、一人で自由にしたい。間違っているわけでも不正解でもありませんが、その考えには感覚の麻痺が生じているように感じます。

♦未来に希望を見いだせない若者が、本能的にも後世に子孫を残したいと思わなくなっている

後世に子孫を残していくという考えは、きっと人間が出来てずっとずっと受け継いできた本能的な部分です。
自分の遺伝子を後世に…と言う考えは、理解するものでも無理に納得するものでもなく、人間の唯一変わらない思考だと思います。
一人の方が気楽でいいし、結婚に対して、しなければいけないという観念も薄れてきている。という若者が増えてきているのは、言い方を変えれば、後世に子孫を残していきたいという思考が薄れてきていると言っても良いと思います。
そこまで大袈裟な話じゃないと、言われてしまうかもしれませんが。昔の人たちも、必ず子孫を残さなければ!と躍起になって結婚をしてきたのではないと思います。
好きな人が出来、この人と子供を産みたいという自然な考えさえなくなってきているということは、意識していなかったとしても、そういうことなのだと思います。

一人の方が、心の負担はない。二人になれば心の負担も二倍になる。
でも、そっちの方がきっと、もっと楽しいよと思えたならば、こういった少子化問題や社会問題に発展することは少なくなってくると思います。



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(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)