出生前診断」というとこの頃頻繁に耳にする言葉ですが、どんなことを調べるのでしょう。診断結果はその後のどんな決断をもたらすのでしょうか。賛否両論どちらがいいとも言い切れませんが、その事情を調べてみました。

「出生前診断」

出生前診断とは、妊娠9~22週頃に行われるもの。胎児に奇形や病気、染色体異常の有無などを調べる検査のことを指します。一般的な妊婦健診でも超音波検査や心拍の確認、羊水の量などを検査しますが、何らかの病気等の異常が疑われる場合に詳しい検査が行われます。広い意味では、赤ちゃんが生まれる前の子宮での状態を見ることはすべて出生前診断といいます。

「出生前診断」の目的

産まれる前に赤ちゃんの状態を観察・検査し、生まれる前に赤ちゃんに治療や投薬を行ったり、出生後の赤ちゃんの治療の準備をしたり、また赤ちゃんについての情報をご夫婦に提供することです。「赤ちゃんについての情報をご夫婦に提供すること」とは、その赤ちゃんが重篤な病気や奇形をもっているのか、あるいはもっていないのかを知ることです。
(引用:有限会社胎児生命科学センターホームページ)

「出生前診断」検査方法

・超音波検査(退治超音波スクリーニング検査)

通常の妊婦健診で行う超音波検査とは区別して、妊娠11~13週に受けられる検査です。費用は4~5万円程度だと言われています。

・母体血清マーカーテスト

妊娠15~21週に受けられる検査です。陽性になった場合羊水検査が飛鳥になるため、17週になるまで行われるのが一般的です。費用は1~2万程度。

・羊水検査

妊娠15~18週に受けられる検査です。費用:12~15万程度 検査結果が出るまで2週間程度かかります。

・絨毛検査

妊娠9~11週に受けられる検査です。費用:15万円程度 受けられる医療機関が限られています。

⑤新型出生前診断

妊娠10~18週に受けられる検査です。やはり陽性が出た場合に羊水検査が必要となります。費用は20万円程度で、受けられる医療機関はかなり少ない状況です。20㏄ほどの血液を注射器で採取するだけで済みます。

受けるためには以下の条件に当てはまる場合のみ妊婦さんが自分の意思で申し出ることが必要です。

・出産予定日時点で妊婦が35歳を超える高齢出産の場合
・妊婦、あるいは夫に染色体異常が見られるため、胎児がダウン症などの先天性疾患を罹患している可能性が高い場合
・過去に13トリソミー、18トリソミー、ダウン症を患った赤ちゃんを妊娠、出産した経験がある場合

「出生前診断」のメリット

・ダウン症などの障害のある赤ちゃんが生まれたらという不安を軽くすることができる
・障害を持った赤ちゃんが生まれてくるとわかった場合、一緒に生きていく決心をする親の場合、出産するまでに心の準備をすることができる
・治療可能な先天異常を早期に発見し、対応することができる
・妊娠10週目という早い段階から検査を受けることができる検査もあるので妊婦への負担の軽減にもなる

「出生前診断」のデメリット

・命の選別につながるのではないかということ。倫理的な観点から妊娠中絶の件数が増えるなど、中絶を選択した場合の妊婦の精神的な負担なども懸念されている
・検査を受けることによって心配が増える
・検査によっては、流産のリスクがある
・全ての胎児異常を発見できるわけではない
・検査を受けることができる期間と妊娠中絶が認められている期間が限られているので、妊婦、家族への精神的な苦痛などにつながりやすい
・現在の日本では、検査の運用に法的な基準がないため妊婦や家族への検査結果の説明やカウンセリングが十分されないまま、様々な選択をしなければならないことがある

医療の進歩とともに昔はわからなかったことがわかるようになりました。メリット・デメリットともにあり、とても難しい問題だと思います。当事者にしかわからないことなのでしょうが、これから日本全体が考えていかなければならないのかもしれません。

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