2010年、とある女性アナウンサーが出産後に飛び降り自殺をしたことを覚えているでしょうか? その原因は、産後うつ。実は、妊娠中~産後までに自殺する人は意外と少なくなく、産後うつを患っているだろうと思われる経産婦の割合は、全体の半数ほどはいるのではないかと言われています。

◆心ない周りの声 母親を追い詰める言葉の暴力

「気分が晴れない」「育児が楽しいと思えない」「我が子がかわいいと感じられない」ひどい時には虐待してしまいそうな自分がいると感じる人もいるはず。

そんな感情の中、苦しんでいる母親を追いつめるのは周囲の声。「母親なんだからしっかりして」「育児なんて女なら誰でもできるはず」「子供を愛せないのは母親失格」。ホルモンバランスは崩れ、自分のココロがコントロールできずに苦しんでいる母親を追いつめる言葉の暴力。自殺に発展するのも無理はないかもしれません。

◆産後うつになってしまう母親の苦しみを理解できない人々

この周囲と母親の温度差は、ネットなどを見てもわかると思います。児童虐待のニュースなどで「わかるー」と共感するのはたいてい核家族で子育てをしたことのある女性。しかし、子育てに関わることの少なかった男性や、幸い周囲の協力を得た女性、子供を持ったことのない人たちにはこの気持ちがわからず「子供を虐待なんてなんてひどい!」「親の資格なし!」と言い切ってしまうんです。

もちろん、虐待がいいとは言いません。そんなのやっていいわけがないのです。でも、産後うつを経験した人であれば、このお母さんの苦しみを理解することもできますし、周囲は何をしてたんだ、ここまで気づかなかったのか! と母親以外の非にも気づくことができるのです。

動物に例えるのもなんですが、動物は危険が迫るなど、これ以上子どもを育てられないと判断した場合、自分の子供を殺します。そう、産後うつで虐待をしてしまう女性は、「これ以上子どもを育てられない」という極限状態なわけです。そうなる前に周囲が気付きサポートをすれば子供も母親も救えるはずだと思うのですが、なかなかそれを理解できる人が少ないというのも、母親たちのプレッシャーの原因かもしれませんね。

◆育児と家事を一人っきりで行わなければいけない重圧……

女性は妊娠~出産までホルモンバランスが崩れます。それだけで十分情緒不安定になるのに、そこに育児と家事を一人っきりで行わなければいけないという重圧がかかってくるわけです。もしかしたら仕事もしているかもしれません。

周囲がサポートし、母親に負担がかからない様に手伝ってくれればいいのですが、核家族化が進んだ現代ではそうもいきません。
産後うつの母親がいる場合、おかれている環境が悪いと思った方が良いのです。

顔が暗いな~、育児大変そうだな~と思われる女性には「ちゃんとやってるの?」ではなく「大変だけど頑張って!話なら聞くよ」と優しく声をかけてあげてください。人の暖かみに触れること、これが育児をしている女性たちの本当に求めていることではないでしょうか?周囲に苦しんでいるママたちがいたら、ぜひ、力になってあげてくださいね。

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