女性が活躍している職場環境について考えた時、皆さんはどんな職場や企業を思い浮かべますか? 今回は、2014年より「なでしこ銘柄」に選定されたJAL(日本航空)での取り組みをご紹介していきたいと思います。経済産業省と東京証券取引所と共同で選定される「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に優れた上場企業を魅力ある銘柄として発表しています。

◆活躍している女性のイメージ像

多くの女性が幼い頃に夢見た職業というと、お花屋さんやキャビンアテンドなどが挙げられると思います。仕事に誇りを持って活き活きと働いている姿を見て、子供ながらに「活躍している女性」として憧れを抱いていたのではないでしょうか。大人になった今となっても、笑顔を絶やさない颯爽とした姿は同じ女性としても素敵に写るものです。

どんな女性であっても、自分の仕事に満足して働いている方は輝いていますよね。働く条件全てをパーフェクトにクリアしたいとなると難しいものですが、なかでも働きやすい環境というのは自分一人の力ではどうにもならないことが多いのが実情です。とかくライフイベントに仕事が左右されがちな女性が活躍できるというのは、まだまだ課題の残るものではないでしょうか。

◆JALなでしこラボとは?

JALでは、2015年11月より「JALなでしこラボ」が設置されました。これは、2016年4月より企業に女性の登用を促す「女性活躍推進法」の施行に先駆け、女性をはじめとする多様な人財の活躍をJALグループ全体で進める体勢を整えるためのグループ横断的なプロジェクトです。

JALなでしこラボでは、「真に女性が活躍する企業」を目指し、女性活躍推進のための目標数値と行動計画を取りまとめて公表することを目的とした「グループプロジェクト」と、社員のダイバーシティの理解を深めるために研究をすすめる「なでしこラボプロジェクト」をメインに、ワークスタイル変革や社員の意識改革も視野に入れながら活動を行っています。

◆具体的な取り組みとは?

女性に限らず誰もが働きやすい環境を整えるために、2015年に新設された、「ワークスタイル変革推進室」を中心に、時間あたりの生産性を高める試みも行われています。具体的には、ワークスタイルを一人一人が考え、意識を高めるため、また働き方を変えるスキルを身につけるためのワークショップが開催されています。

また、「なでしこラボプロジェクト」においては、「意識・ポジション・継続性」といったテーマ毎に、3つのチームに分かれて研究を行っています。1つのチーム7名で構成され、現在メンターを含む21名が研究メンバーとして活動中です。最終的には、JALグループ内で「多様な人財が活躍する会社」の実現に向け、研究成果を発表する予定です。

私たちにとって女性の活躍するイメージがあり、全体の約半数が女性社員のJALですが、女性管理職比率は約15%とまだまだ多くはないようです。そのため「真に女性が活躍する企業」となるべく、これからも積極的に取り組みを続けていく動きが見られます。また、女性活躍推進法では、301人以上の社員を有する企業の行動計画の策定が義務付けられていますが、JALグループでは300人以下の連携子会社も含め、「グループプロジェクト」の中でそれぞれが行動計画を策定し、取り組みを進めているとのことです。

全ての女性が活躍する職場環境の実現というのは、まだまだ難しそうではあります。しかし、「なでしこ銘柄」に選定されるような企業が女性活躍に向けてリードしていくことで、世の中の働き方の概念が変わるかもしれません。女性にとっての「働く」とは何なのか? 個人レベルではなく企業レベルでも「働く」ことについて、真剣に考え、女性をはじめとした社員一人一人がイキイキと活躍しながら働くことのできる社会を目指していこうという動きはあるようです。



無題
(女子のお悩み解決コラム -WomanNews ウーマンニュース-)