「報道ステーション」(テレビ朝日系)などで人気コメンテイターだったショーンKことショーン・マクアードル川上さんの経歴詐称疑惑が『週刊文春3月24日号』に掲載されて以来、主に男性を中心に「とんでもないこと」、「二度とメディアに登場するべきでない」、「詐欺同然」などといった厳しい非難の声があがっているようです。

ところが筆者の周りを見ると、女子の間では「ショーンKって、そんなに悪いことした?」、「別に、女の子だましてお金まきあげようとか、してないじゃん」、「詐欺とまではいえないでしょう!」といった意見が大多数。女子と男子の間で、<ショーンK騒動>にかんする感じ方が大きく違っているような気がするのです。

【ショーンK氏は他人からお金をだまし取る目的で経歴を詐称したわけではないので罪としては軽い】

まず、概して男性がいちばん問題視しているショーンK氏の学歴をはじめとする経歴詐称問題ですが、氏のことを非難している多くの男性たちが言っているような「詐欺罪」というものは、弁護士さんの見解でも「成立しない」というのが正しいようです。理由は、ショーンK氏が自身の経歴について脚色をしはじめたのは、高い学歴やセレブな経歴を装うことによって金品をだまし取ったり高報酬の仕事を獲得したいといった目的ゆえではないからです。
<参考:マイナビニュース『ショーンK氏の経歴詐称は何の罪?弁護士が語る「詐欺罪にならない可能性」』>

氏そのものの努力の結果として体得したハンサムな風貌、魅力的な声、さほどの内容ではなくても温厚で耳ざわりのよいコメント力。長いことラジオのパーソナリティーだった氏に、徐々にテレビの人気番組からコメンテイターとしてのオファーが増えて行ったのはショーンK氏の資質や能力のたまものであって、詐称された経歴や学歴が重要であったとは考えられません。

ただ単に「箔を付けたかった」程度の意味の学歴詐称であれば、軽犯罪法違反ではあっても「起訴されない」(アディーレ法律事務所・鈴木淳也弁護士)ようで、氏の「経歴詐称問題」にかんしては「たいしたことじゃない」という女子の感じ方の方が、的を射ているようです。

【経営者の悩みにたいして「人生相談」にのったことがあるなら「経営コンサルタント」の仕事をしていたとも言える】

次に、ショーンK氏に関する一連の疑惑の一つでもある「経営コンサルタントとはいえないのではないか」という点についてですが、わが国において「経営コンサルタント」であることの公的なお墨付きとなりうる資格は「中小企業診断士」しかありません。MBAはあくまでも学位です。中小企業診断士の資格試験に合格していないのに「経営コンサルタント」を名乗ってお金儲けをしている人は沢山おり、彼らが非難されることはないのでしょうか。

さらに言うなら、ラジオの番組や各種のイベントを通して複数の人数の企業経営者の人たちの悩みにたいして「人生相談」にのった経験があるのであれば、経営コンサルタントだと言えば経営コンサルタントではあったのです。

しかも、(これはショーンK氏のことを非難している多くの男性バッシャーたちに気に留めていただきたいことでもあるのですが)氏はコメンテイターとして出演した番組で、仮想の敵を作ってそれを激しい言葉で口撃することにより自分自身により多くの正当性があるように見せるといった、今わが国や世界中で(特にネットや政治の世界で)流行っている手法は採ったことがありません。これは感心すべきことです。

大した内容ではなくても、ショーンK氏のコメントはいつも優しく穏やかであり、排他的ではありませんでした。つまり、非難する人たちから「詐欺師」と言われているショーンK氏の方が、「詐欺師」と言っているバッシャーたちよりも、そういった面では人格的に優っているのです。

【誰もが「職務経歴書」を実態より格好良く書いた経験はないか】

次々に社会的ステイタスの高い企業やテレビ局からオファーが来るようになってしまったショーンK氏は、おそらくここ数年は「いつ本当のことがバレてしまうのだろう」と常にびくびくしながら毎日を過ごしてこられたのではないでしょうか。

私たちだって求職活動をする際の「職務経歴書」には、実態よりは少々格好良いことを書いてしまうものです。もちろん、嘘をつくのはいけないことです。嘘がまかり通ってしまったら、嘘をついていない正直な人たちとの間の公正さが保たれなくなるからです。ショーンK氏は一貫して「ハンサムで声の良い、やさしいコメントが特長のトーク・タレント」として活動するべきだったと思います。

ただ、今回多くの女性の一般市民のかたがたから上がっている「ショーンK氏は、社会・業界から抹殺されるほどの悪事はしていない!」といった趣旨の声はその通りだと、筆者は思います。氏にかんする女性たちによる擁護論の骨子は、「だってショーンさんは誰のことも傷つけていないじゃない」というものです。この、女性目線からの言葉はショーンK氏にとって「救い」となるはずです。

反省すべきところは猛省していただいて、いつの日にかまたあの甘いマスクと美声を披露していただきたいものだと思います。

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